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2019.04.21

プロ機出身のパワフルな低域と繊細な高域を両立したMYTEKのDACプリアンプ「Manhattan DACII」の実力検証

■連載/ゴン川野のPC Audio Lab

DACの性能は搭載しているチップによって左右される。もちろん、それが全てではないが重大な影響力を持っている。私が好きなチップはESS/ES9018Sである。拙宅のリファレンスDACにもこのチップが使われていた。なぜ過去形なのかと言えば、現在はアップデートしてES9028PROを搭載したResonance『MIRUS PRO』を使っているからだ。

これと同じチップを使っているのがMYTEK『Brooklyn DAC+』である。今回、紹介するのはその上級機の『Manhattan DACII』。搭載しているチップはES9038PROである。

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●最新DAC「ES9038PRO」を採用したハイエンドモデル

それではES9028PROとES9038PROはどこが違うのか? ES9028PROはLRで2chのDACを内蔵するのに対して、ES9038PROはLRで8chのDACがあり、合計32個のDACを内蔵しているのだ。ES9028PROはES9018Sとの互換性を重視したチップであり、ES9038PROは互換性よりも先進性を重視したチップと言える。また、ES9038PROはマルチチャンネル出力が不可欠なAVアンプにも対応する。

『Manhattan DACII』はES9038PROに合わせたI/V変換回路を8chパラレルで搭載してS/N比を追求。さらに『Brooklyn DAC+』の倍以上あるサイズの筐体の半分は電源部に使われている。内部で、まず目をひくのはアナログ用とデジタル用の2個のトロイダルトランスと大量の電解コンデンサーである。強力な電源部はパワフルな中低域再生を期待させる。余裕のある筐体には、オプションでPHONOアナログプリアンプカード、ネットワークカードを追加できる。

カラーはシルバー、ブラック、ゴールドシルバーの3色があり、フロントパネルとサイドパネルは彫刻刀で削ったような凹凸があるユニークな仕上げになっている。

●MQAデコーダ内蔵、DSD256ネイティブ再生

『Manhattan DACII』はハードウエアでのフルデコードMQA再生に対応していることも大きな特徴である。現存する製品の中でMQA-CDの実力を最も引き出してくれるDACと言える。MQAに対応するデジタル入力は、同軸デジタル(RCA)、光デジタル(トスリンク)、AES/EBU(XLR)、SDIF-3(RCA)にも対応して、多くのCDトランスポートと接続できる。

PCMは384kHz/32bitまで、DSD256のネイティブ再生に対応。世の中のほとんどのハイレゾフォーマットに対応している。

大型のディスプレイには入力、入力フォーマット、音量、レベルメーターなどを表示できるが、ドットが大きいので少し離れた位置から見るのに適している。

●アナログプリアンプ機能とバランス対応ヘッドホンアンプ搭載

ES9038PROはチップに高精度32bitデジタルボリューム機能を搭載している。これを利用して本機をデジタルプリアンプとして使える。それだけではなく、R2R方式のアナログボリュームも搭載しているのだ。なぜ、2種類のボリュームを搭載したかと言えば、XLRバランスのアナログ入力とオプションのRCAフォノ入力のためである。デジタルだけでなくアナログプリアンプとしても活用するための仕様。つまり、デジタル入力の場合は2種類のボリュームが選べ、アナログ入力の場合はアナログボリュームを使う。また、どちらの入力でも、ボリュームをバイパスできる。

ヘッドホン出力はステレオ標準ジャックを使い、別売のバランス駆動アダプターを使えばXLR/4pinバランス接続に対応できる。

豊富な入出力端子が並ぶリアパネル。これだけあればプリアンプは不要だろう。

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