また、ワインセミナーを開講する「ワインバー Last:order」の代表 ミホヒラノさんは、ワインスクールに通うメリットとして、次の5つを挙げる。
1.コミュニケーションツールとして役立つ
「ワインの知識は、社内外のコミュニケーションツールとして役立ちます。話題を提供できるのはもちろん、ワインを学んでいると伝えることで、ワイン好きの上司またはクライアントにとっては、自分の弟子を育てる意欲が刺激され、プライベートで誘われて関係が強固になることはよくあります」(ミホさん)
2.多角的な視点が持てるようになる
「味だけでなく、料理との相性、価格、さらには栽培されている土地や生産者の気質など、多方面からワインを分析できるようになることは、日常業務でも多角的な視点を持つのに活かせます」(ミホさん)
3.誰かにプレゼントするときに役立つ
「相手のワインの好みから相手の気質が計れるようになります。その逆もあります。例えば、相手が好きそうなワインをプレゼントする際に、選んだ理由を一緒に添えて差し上げると、世界中に溢れる星の数ほどのワインの中からオンリーワンを選んだ特別感も演出できます」(ミホさん)
4.一流を見極める目を養える
「ハイエンドなワインとカジュアルなワインの差が判るようになります。一流たる所以を見分ける能力は、ワイン以外のこと、例えば人を見る目も養われます。また、高品質なワインが判るようになります。ワインの世界は多様性があり正解が一つとは限りません。画一的ではなく、相手への寛容性を求められる現代において、ワインの視点から多様化を知るのはビジネスにおいても大変有効です」(ミホさん)
5.ビジネス接点を持てる
「ワイン業界は世界中で注目されています。農業・醸造・貿易・投資・流通・販売・サービス・行政と実に幅広い分野にわたります。グローバルな市場の動きから小さい生産者の直販もあり、どのビジネスにおいても接点を持つことができます。マクロ&ミクロな視点で、ご自身のビジネスに反映するヒントが埋もれていることもよくあります」(ミホさん)