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2019.03.28

入社3年目社員の本音「微生物と生きる。美味しいお酒を造りたい。それが全てです」永井酒造・林 知洋さん

■あなたの知らない若手社員のホンネ~永井酒造株式會社/林 知洋さん(24才、入社3年目)~

前編はこちら

バラエティーに富んだ職種で奮闘する若手社員を紹介するこの企画。若手の考え方に戸惑っている中間管理職には、若手を見直すきっかけに、若手は同世代がどんな仕事に汗を流しているのか知るためにぜひ参考にしてほしい。今回は群馬県の造り酒屋の蔵人を紹介する。

シリーズ51回、永井酒造株式會社 製造部 林知洋さん(24・入社3年目)。田おこし前の田んぼに囲まれ、遠くに雪を抱く山々が連なる群馬県利根郡川場村に、永井酒造の酒蔵はある。明治19年創業。従業員は約30名。代表する清酒は「谷川岳」と「水芭蕉」。少子化と日本酒離れを見据え、約40カ国に輸出実績があり、シャンパンの製法を取り入れた発泡酒も商品化している。

初めて飲んだ日本酒の「水芭蕉」に感激し、地元の酒蔵の門を叩き、蔵人を志願した林さん。希望通り仕込みに携わる。仕込み作業は酒米を洗い蒸し目標温度に絞り込み、タンクに送る、酒造りで大切な工程だと自認している。

入社して最初に醸造に携わった「水芭蕉」に口をつけた時は鳥肌が立った

「考え過ぎだよ。思い詰めて体調を壊さないようにな」とは、失敗をして落ち込んでいた時に、70過ぎの大先輩の蔵人からかけられた言葉です。微生物相手の酒造りは、完璧ということがない世界で。僕はマジメで考え過ぎて煮詰まるタイプなので、ほどほどにしないと、体が持たないぞというアドバイスだと感じました。

洗米、蒸米、放冷機で温度を絞り込み、繰り込み機で米をほぐして。仕込みの終わった米はホースで自動的にタンクに送られます。タンクの中の米を分散菅で均一に広げて。タンクにはすでに多量の酵母を培養する酒母が入っていて、そこに水とコウジと蒸米を加えてる。

さらに3日目、4日目と2回、タンクの中に水とコウジと蒸米を足し仕込んでいく。タンクの中のお酒の元になるもろみは、徐々に発酵が進んでいきます。お酒の味を決めるのは製造のトップである杜氏と社長ですが、1ヶ月ほど経て、十分に発酵したもろみを絞り、清酒が出来上がります。

20才の時に初めて飲んだ日本酒が「水芭蕉」の純米吟醸で、それがお酒にのめり込むきっかけだったのですが、入社して最初に「水芭蕉」の純米吟醸酒の造りに携わり、しぼりたてに口をつけた時は感激しました。

学生の時は水のようにスイスイ飲める印象でしたが、しぼりたてを舌で味わうと、旨味も甘みをじわっと感じることができた。しぼりたてのお酒は酵母の発酵の残りがあって、炭酸ガスのパチパチという感覚が、わずかに舌に伝わってくる。鳥肌が立ちました。

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