さて、「ドラえもん」の血液型は?
「ドラえもん」は、1969年に藤子・F・不二雄氏が書きはじめ、漫画・テレビアニメ・映画・舞台化され、今年で50年を迎えます。22世紀の未来から来たネコ型ロボット「ドラえもん」と勉強もスポーツも苦手で、心優しい怠け者の小学生「野比のび太」を中心に家族や友人たちが繰り広げるSF作品です。
「ドラえもん」の4次元ポケットから取り出される不思議な道具、皆さんも欲しいと思ったことありますよね?
自慢ばかりのナルシストで少しひねくれ者なスネ夫が「頭脳プレイ」を発揮したり、歌を愛するガキ大将ジャイアンが「正義感溢れ男気ある行動」を見せるなど、作品や年代で微妙に性格が異なります。変わらないのは、しっかり者で真面目なヒロイン「しずかちゃん」位でしょう。
約10年前に、東京富士大学や日本大学、日本体育大学が、大学生男女492人(男子303人、女子189人)に「ドラえもんを観て、血液型を推定する」という、アンケート調査が行われました。このうち主要キャラクター「ドラえもん、のび太(野比のび太)、しずかちゃん(源静香)、スネ夫(骨川スネ夫)、ジャイアン(剛田武)」5人の結果をご紹介します。
皆さんのイメージは当たっていましたか??
アンケートに答えた大学生たちが観たのが、アニメなのか映画なのか、放映された年代など、詳細は分かりません。
毒舌で悪戯をする「ドラえもん」、粘り強さを発揮し物事を解決する「のび太」が描かれることもあります。
複雑な人間の性格は、血液型4種類に分類出来るほど単純なものでもなく、医療現場で「血液型性格学」が活用されることはまずありません。
患者の血液型と相性の良い、執刀医が手術を行う話は聞いたことがありません。
とはいえ、血液型は誰しもが持っているため、話のネタや話題、コミュニケーション手段として役立つ面もあります。
最新作「のび太の月面探査記」をキャラクターの血液型を考えながら観てみると、思いもよらない新たな発見があるかもしれません。
取材・文/倉田大輔(池袋さくらクリニック 院長)