ちょっと大げさだが、働くクルマの革命・・・そう言っていいのが、商用バンの代名詞であるトヨタ・プロボックス、サクシードに加わったHV(ハイブリッド)モデルの登場だ。
1.5Lエンジン+モーターのHVシステムはアクアから譲り受けたもので、ガソリン車の109ps、13.9kg-mに対して、エンジン74ps、11.3kg-m+モーター61ps、17.2kg-mというスペックとなり、JC08モード燃費はガソリン車の19・6km/Lに対して27.8km/Lと大きくリードする。
試乗したのはサクシードHVの最上級グレードとなるTX。4ナンバーではあるものの、ホビーユース、一般ユーザー向けの仕様と言えるものだ。
前席の着座感はなかなか良かった。シート生地もしっかりしていて、かけ心地は下手なコンパクトカーよりいいほどだ。ダッシュボード周りの収納はさすが、働くクルマであり、引き出し式テーブル、上から中身が見えるグローブボックス、携帯&スマホホルダー、カップホルダーにもなる多機能トレー、買い物フックなど多種多彩。
さらにアクセサリーソケット、充電用USB端子、運転席シートヒーター(8100円のオプション、安い)なども用意されている。