だしが沸いたら鶏肉を加え、8割ほど火が入ったら、白ネギ、揚げ玉、たまごを加える。ひと煮立ちさせたらできあがりです!
【5:00経過】
いかがでしょうか。ほっこり優しい味付けでありながら、大いに食欲がソソられる一品になりました。鶏“塩”たまごとじというメニュー名ですが、塩分を和風だしの素だけでつけるところがまず1つめのポイントでしたね。和風だしの素は味を強めに加えることで調味料としての効果を発揮してくれるという技がミソとなっています。そして、揚げ玉を加えることももう1つのポイント。揚げ玉にも味があるのでそれが料理に深みを追加してくれることと、揚げ物が入ることでカツ玉とじのような舌触りも加わるというメリットも生まれます。総評として、『このたまごとじ、ただ物じゃないぞ!』と感じて頂けると覆いますよ! ぜひ、お試しください。それでは今宵も、良いお酒を♪
『お料理うんちくツイート』~味のグラデーションがある白ネギ~
白ネギは場所によって少しづつ味が違う。根の部分は甘く、葉先にいくにつれて辛味が増し、粘り気を含むようになる。また、切り方も繊維に添うように縦に切れば甘味を感じ、繊維を断ち切るように横に切れば辛味が立つ。1つの食材の中で場所や扱い方で味の違いを感じるということまで考えながら料理をすると、さらに料理が面白くなる。
文/ムッシュ・フジタ