加湿器のカビ掃除の重要性・仕方
身体のためにも加湿器の定期的なお手入れが大事になってきます。そのための掃除の方法・注意点などをご紹介していきます。
加湿器内部のカビ掃除はハイターが有効
加湿器タンク内のカビは、ブリーチやハイターなどの塩素系漂白剤を薄めて、数時間漬けておくと落ちやすくなります。ですが、必ず流水で充分に洗い流してから使用して下さい。また他の部分の掃除で使った酸性タイプの洗浄剤などと混ざらないように、しっかり拭き取り、乾かすことが大事です。そして、フィルターの掃除には「酸素系」のハイターを使用して下さい。塩素系の漂白剤を使うと、フィルターが変形したり変色したりする可能性がありますので注意が必要です。
重曹でカビ取りができる?
重曹でもカビが取れます。使用方法は、重曹20gに対して250mlのお湯で重曹水を作り、歯ブラシなどで軽くこするとキレイに落ちます。注意する点は、重曹をしっかりお湯で溶かしてから使うこと。粉が残っている状態だと、重曹には研磨作用があるので、傷がついてしまうことがあります。
重曹を使うメリットとしてはハイターよりもピンポイントでカビを落とせて、消臭効果も期待出来る点です。
加湿器のカビに大活躍のクエン酸
加湿器のカビの原因は水道水に含まれているミネラル分がほとんどで、カルキ(水垢)と呼ばれる白い塊が多く見られます。このミネラル分はアルカリ性なので、弱酸性のクエン酸で掃除することができます。
クエン酸はレモンなどの柑橘類に入っている酸味の成分なので、身体への影響も限られます。フィルター掃除にはクエン酸15gに対してぬるま湯(40℃以下)2Lの割合で作り、2時間ほどつけ置きした後、水道水でよく洗い流し、風通しが良く日の当たらない場所で水を切ってください。フィルターは一か月に一回ほど掃除することをお勧めします。
手軽で簡単、加湿器用の除菌水
最近では加湿器用の除菌水が販売されています。
給水時にタンクの水に混ぜるだけで、雑菌を除去してヌメリや臭いを防止してくれます。安全性の高い抗菌剤を使用しているので赤ちゃんやペットが居ても安心できそうです。ただ、全ての菌を除去するわけでないので、加湿器の定期的なお手入れは必要です。
加湿器をカビないように保つには?
カビにくい加湿器を購入しても、放置しておくとカビは生えてきます。どんな加湿器でも、こまめな掃除が大事ということです。
カビが生えないために重要なことは乾かすこと。カビは水があるところに繁殖しますので、乾かすことはとても大事です。また、タンク内の水を一日以上置いておかないなど、面倒ではありますが、カビの繁殖を抑えるためには欠かせないことです。