■連載/大森弘恵のアウトドアへGO!
トレランやトレッキングなど一日中活動したあとは、むくんで脚がパンパンになりやすい。これは血行不良や炎症がおもな原因だ。歩いたり走ったりした後は、キツく締めていた靴紐をゆるめて終わりではなく、足を開放し緊張をほぐす「リカバリー」目的のサンダル&シューズに履き替えると疲労回復に効果的だという。ランニングやヨガ、自転車、サーフィン、旅などいろいろなシーンで役立つ最新リカバリーサンダル&シューズを集めてみた。
足の休息を考えた専門ブランド、ウーフォス
OOFOS/OOriginal(5800円+税)
リカバリー専門ブランドとして2011年にアメリカで誕生したウーフォス(【問】アルコインターナショナル)。アメリカで話題となり、2018年2月より日本上陸したリカバリーサンダル専門のブランドで、OOriginalは走ったあとに効果的なトングタイプ。ブランドは新しいが、大手シューズメーカーの開発に携わったベテラン開発ディレクターが立ち上げており、積み上げてきた経験と知恵を集結している。
外から見るとソールもフットベッド、トングも一体化しており、細かなゴミが隙間に入りにくい構造だ。洗濯機の使用もOK。
OOFOS/OOcloog Luxe(8800円)
ウーフォスのアフター・ハイクシリーズ。キャンプ地で安心して歩けるよう、つま先が保護されたクロッグタイプだ。
OOFOS /OOmg Mesh Low(1万5800円+税)
タウンでも違和感のないデザインのオールマイティーなモックタイプ。アッパーがしなやかなのでぺたんこにして持ち運べるので、旅先でも重宝する。
しなやかで汗ヌケのいいメッシュアッパーだが、ヒールカップと甲部分はしっかりとしており、型崩れで歩きにくくなったり、脱げてしまったりするようなことを防止している。
ウーフォスのソールは特許を取得した独創的な形状が特徴。自然な動きで足や関節に不要なストレスをかけないよう計算されている。地面との摩擦を起こしにくいので耐久性も良好だ。
ウーフォスの最大の特徴が独自フォーム、OOfoam。前に歩く・走るためのEVA製ミッドソールとは異なり、歩いたときの衝撃を37%吸収してソールに分散するため、脚・腰への負担を大きく軽減する役割を担う。ゴルフボールをOOfoamの上に落としても大きく跳ね返ることはなく、すぐに落ち着くほどの衝撃吸収性だ。
ウーフォスのサンダルとシューズのフットベッドを見てみると、土踏まずを包み込むように盛り上がっていることがわかる。独自の浮遊感と相まって、足裏をいたわることができる。
いずれのモデルもつま先が大きくあがり、かかともわずかにあがった形。積極的に歩くための靴ではないが、自然に脚が進む形状だ。