2018年、新作iPhoneの登場とともにApple公式サイトから姿を消したiPhone SE。しかし、最近では格安SIM業者(MVNO)がiPhone SEとのセット販売をするケースが増え、再び注目を集めている。
実は、iPhone SEはApple Payに対応しているものの、機能には制限がある。筆者自身iPhone SEを使用しており、サイズ感がとても気に入っているが、その点は少し残念だ。
本記事では、iPhone SEにおけるApple Pay機能の特徴や設定方法を解説した上で、Apple Watchを併用しそのデメリットを解消する方法を紹介する。
Apple Payの対応機種は?
2019年1月現在購入可能なiPhoneの中で、Apple Payに対応している機種は以下の通り。
【Apple Payに対応しているiPhone】
iPhone XR/iPhone XS/iPhone XS Max/iPhone X/iPhone 8/iPhone 8 Plus/iPhone 7/iPhone 7 Plus/iPhone 6s/iPhone 6s Plus/iPhone 6/iPhone 6 Plus/iPhone SE
誤解が生じやすい部分だが、「Apple Pay対応=店舗でのキャッシュレス決済が可能」ではない。
Apple Payは、クレジットカードの情報をiPhoneに追加し決済を行う仕組みのこと。一部の機種を除いて、Apple Payが利用可能な場所は「App内」「SafariのWEB上」などに限られている。(アプリ内の課金など)
Apple Payを使い店舗での買い物・モバイルSuicaを利用する場合には、「日本国内で販売されたiPhone 7/iPhone 7 Plus」もしくは「iPhone 8 以降の機種」が必要だ。そのため、iPhone SEはApple Payには対応しているものの、Suicaの登録や店舗での買い物には利用できない。
店舗の買い物でiPhone SEをかざすと、とても恥ずかしい目に合うので注意してほしい。
Apple Payの対応機種 iPad編
Apple Payに対応しているのは、iPhoneだけではない。iPadでもApple Payを利用できる。対応機種は以下の通り。
【Apple Payに対応しているiPad】
iPad Pro (第 3 世代)/iPad (第 6 世代)/iPad Pro/iPad (第 5 世代)/iPad Air 2/iPad mini 4/iPad mini 3
iPadもiPhone SE同様に、対応しているのはWEB上の決済のみで、店舗での買い物には利用できない。お店でサイズの大きいiPadをかざすと、もっと恥ずかしい思いをするので要注意だ。
Apple Payの対応機種 iPhone SE
先述した通り、iPhone SEはApple Payには対応しているが、店舗での買い物には対応しておらずSuicaの登録もできない。「Apple Pay=タッチで決済」ではないことを、十分に理解しておこう。
「駅の改札を通る際にiPhoneをかざして通過したい。Suicaは必須」と考えている方は、iPhone 7以降の機種を選ぶか、後ほど紹介するApple Watchとの併用を検討しよう。
Apple Payの対応機種 iPhone 6s
iPhone SE同様、MVNOでの取り扱いも多く、価格も手頃なiPhone 6s。しかし、iPhone 6sもiPhone SE同様、Apple Payには対応しているもののSuicaの利用・店舗での決済には対応していない。
iPhone SE・iPhone 6sともに、「Apple Payの機能を最大限活用したい」「Suicaの登録は必須」と考えている方には向いていない機種と言えそうだ。