SIMピンを使う時の注意点
次にSIMピンの正しい使い方を説明していきましょう。まず注意してほしいのが、SIMカードを取り出す・挿入の際は必ず端末の電源を切り、IC部や端子に素手で直接触らないようにすることです。
特に端末の電源が入った状態で電源を入れ直すと、SIMカードのデータが消えてしまう可能性もあるので注意してください。
■SIMカードのサイズを確認
SIMカードには、標準SIMカード、microSIMカード、nanoSIMカードの3種類があり、それぞれサイズが異なります。
基本的に、SIMトレイが対応しているサイズのSIMカードを使うことになります。使用する端末があらかじめ決まっており、SIMカードを購入する場合は、SIMピンを使ってSIMトレイを取り出し、サイズを確認しておきましょう。
■SIMカードのチップ部分に触れないこと
SIMカードには、契約者の電話番号といった情報が詰まっています。チップが汚れたり、傷ついてしまうと、正常にスマホで電話やデータ通信が出来なくなる可能性があります。
SIMトレイにSIMカードを乗せ、スマホに入れる際には、チップ部分に手が触れないように気をつけて作業しましょう。
■カード・トレイを紛失しないように注意
SIMカードやSIMトレイは、スマホから完全に分離するのに加え、小さなパーツなので、作業中は紛失しないように気をつけましょう。
SIMピンはどうやって購入する? 代用品はあるの?
皆さんの中にはSIMピンを無くしてしまったという人もいるでしょう。そのような場合は、新しくSIMピンを購入することもできます。
■どこで販売している?
SIMピンはネット通販でも販売されています。また、携帯ショップや家電量販店でもSIMカードアダプター(SIMカードの大きさを調整できるアイテム)とセットで販売されています。
実は100均でもSIMピンの購入はできます。ただし純正のものではないので、ピンが細すぎる場合や、反対に太すぎる場合は、SIMトレイの穴と合わず上手く取り出せないこともあるので注意が必要です。。
■いざという時の代用品3種類
SIMピンを失くしてしまった場合、自己責任にはなりますが、代用品を使ってSIMトレイを開けることもできます。
【参照】SIMピンがない!おすすめの代用品とSIMカードの交換手順を解説
・クリップ
クリップの中でも、標準サイズの「ゼムクリップ」が、SIMピンの代わりになりやすいといわれています。プラスチックやビニールでコーティングされているものよりも、一般的な金属のものが適しているでしょう。
・安全ピン
標準サイズの安全ピンは、SIMピンとほぼ同じ太さなので、代用品としてまずまず。ただし、先端が針になっているので、作業中にケガをしたり、スマホ本体を傷つけてしまわないように気をつけましょう。
・シャーペン
シャープペンシルの中でも、芯が出る先端部分が、細くストレートな形状のものであれば、SIMピンの代わりになるでしょう。ただし、芯が折れて端末内に入ると、故障の原因にもなるので、芯を出さない状態で作業してください。
■SIMピンをなくしたら購入店への相談もおすすめ
スマホを購入した店舗や、自身が使っているキャリアの店舗でSIMピンを貸してもらえるケースもあります。
困った時は、一度店舗へ電話をして相談してみるのもいいかもしれません。
文/praia