国内での利用者数が7800万人を超えている、大人気SNSサービスの「LINE(ライン)」。いまや、ほとんどのスマホユーザーが、連絡手段として「LINE(ライン)」を利用しているのではないだろうか?
この「LINE(ライン)」は、じつはタブレットでも利用できることは、あまり知られていない。この記事では、タブレットでLINE(ライン)を使う法や、利用方法について解説する。
タブレットでLINE(ライン)通話はできる? できない?
LINE(ライン)の魅力といえば、モバイル通信やインターネット経由で、通話やトークができることだ。そのため、電話の機能が付いていないタブレットでも、お互いにLINE(ライン)アプリを使えば電話のように通話できる。
では、知り合いがみんなLINE(ライン)を使っていれば、電話はもう要らないかというと、ことはそう単純ではない。LINE(ライン)のアカウントは電話番号で管理されているため、通話可能な電話番号がないと、そもそもLINE(ライン)に登録できないのだ。通話可能でも「050」から始まる IP電話や、仮想電話番号なども登録できないので注意しておきたい。
使える電話番号はなし!それでもタブレットでLINE(ライン)を利用する方法
では、たとえば「スマホを持たせていない子供」など、個人で電話番号を持っていない人はLINE(ライン)を使えないのだろうか? いくつか手はあるが、もっとも簡単な方法の1つがFacebookの利用だ。LINE(ライン)の新規登録時に、Facebookのアカウントでログインすれば、電話番号がなくてもLINE(ライン)を利用できる。
ただし、Facebookは13歳未満が使用できないという制限もある。こうしたFacebookアカウントを持てない人や、持っていてもLINE(ライン)登録に使いたくない人には、LINE(ライン)モバイルをおすすめしたい。
このサービスを使えば、LINE(ライン)登録に必要な電話番号が手に入るうえに、「LINE(ライン)フリープラン」というLINE(ライン)の通話時とトーク時のデータ通信量がゼロになるお得なプランがある。最安で月額わずか500円から利用できるので、上記のプランと併せてぜひ検討してほしい。
このLINE(ライン)モバイル最大の弱点が、SIMカードが必須なことだ。SIMSIMスロットの付いていないWi-Fi専用タブレットだと、このサービスは利用できない。契約時は、手持ちのタブレットにSIMスロットがあるか、必ず確認しよう。
LINE(ライン)アカウントをスマホとタブレットで共有する方法
タブレットをスマホやPCなどと併用する場合、LINE(ライン)は当然、アカウントを共有して、どの端末でも使いたいところ。だが、残念ながら、タブレット版とスマホ版のLINE(ライン)アプリは、基本的に1アカウントにつき1端末しか利用できない。既存のアカウントを使ってタブレット版にログインすると、スマホでLINE(ライン)ができなくなってしまうのだ。
ただし、例外として「PC版LINE(ライン)」「Chrome版LINE(ライン)」「iPad版LINE(ライン)」のアプリなら、それぞれ「タブレット&スマホ版LINE(ライン)」の既存のアカウントと共有できる。やり方は、スマホ版・タブレット版のLINE(ライン)アプリのアカウント設定から、「ログイン許可」をオンにしすればOKだ。
LINE(ライン)アカウントをタブレットに引き継ぎする方法
スマホとタブレット間では、LINE(ライン)アカウントこそ共有できないが、引き継ぐことはできる。やり方は、まずアカウントのメールアドレスを登録する。
メールアドレスを登録したら、アカウント引き継ぎ設定の「アカウントを引き継ぐ」をオンにする。24時間以内に引き継がないと、無効になるので注意したい。
タブレットからLINE(ライン)にログインし、メールアドレスとパスワードを入力したら、確認へ進む。あとは手順に従って操作すれば、タブレットへの引き継ぎが完了する。