フライパンの温度が整ったらたまごを一気に加えてカニ玉を作る。
★POINT
たまごをフライパンに入れてからは慌てて混ぜず、火の通りが早いフライパンの淵から内側へ混ぜ込むようにし、全体をゆっくりかき混ぜます。また、混ぜるときはたまごの表面だけを混ぜるのではなく、底からしっかり混ぜることが大事です。フライパンに面しているところから火が入るのが熱伝導の当然なので、底面こそ先に火が入ることを想定しながら混ぜ合わせるよう心掛けましょう。
やや半熟状態のときに裏返し、表7ブ、裏3ブ程度で焼き、仕上げます。お皿に盛り、あんかけをかけて完成です。
★POINT
1番注意すべきは、“焼き過ぎない”ということ。半熟加減で仕上げても、そのあと盛り付け作業をしている間、あるいはお皿に盛った後の余熱でもまだ火が入るので、少し早めかなと思う程度で焼き終わりにしておくと、食べるときにはちょうどいい具合のふわっとした状態になりますよ。
【5:00経過】
いかがでしょうか。基本中の基本の料理ではあるのですが、なかなかコツやタイミングが重要となるメニューでした。ただ、たまご料理を極められたら、かなり自信になると思いますよ! ぜひ、何度かチャレンジし、練習して頂ければと思います! 味は皆さんご存知、安定&王道の美味しさですよね! お酒のアテには言うまでもなくでしょう! それでは、今宵もどうぞ良いお酒を♪
『お料理うんちくツイート』~四大中華料理~
中華料理とは、広東、四川、上海、北京と大きく4つに分けられることが多い。それぞれの特徴はというと、広東は南部地方で温暖なので、フルーツが使われることが多い(パイナップル入り酢豚など)。四川はモンゴル寄りの内陸部の為、冬は寒く夏は暑い。盆地で湿度も高い地域なので体力消耗が激しい為、食欲増進のために唐辛子を多用したメニュー(麻婆豆腐など)が多い。上海は海寄りの為、海鮮系のメニューが多い(海鮮おこげチャーハンや上海ガニなど)。北京は北部でロシア寄りの為、気温が低く、体温を保つために肉系(北京ダック)や温かい肉まんが有名である。住む環境によって食文化も大きく変わるのだということがよくわかる。
文/ムッシュ・フジタ