オートローンとは何か、仕組みを理解していますか?オートローンが通らない原因や、各サービスの特徴などを詳しく解説します。
目次
車を買うにあたって必要なもの。それは運転免許証と購入資金です。
購入手続きにあたってモロモロの書類も求められますが、まずは免許とお金がないことには話が始まりません。
車に乗ろうというのですから免許は当然あるものとして、お金の事情は人それぞれ。まして車は高額商品ですから、現金一括払いとはなかなかいきません。
そこで賢く使いたいのがオートローン(自動車ローン)です。
オートローンとは何?
オートローンとは、融資を受けることで自動車購入代金を分割払いにする仕組み。自動車購入時の経済的な負担を減らすことができます。
ただし、あくまでも融資ですから、融資先の審査を受ける必要があります。
また、融資先によって金利やサービスが異なり、総支払額に大きな開きが生じる場合も。
自分の収入を考慮したうえで、入念な下調べが必要です。
車のローンが通らない原因は!?
貸し付け条件の厳格化によって、最近は「車のローンが通らなかったよ!」という話がよく聞かれます。
「車のローンが通らない」とは、ようするに融資先の審査を通らなかったということ。
多くの信販会社が独自の基準で審査しているため、「A社ではローン審査が通らなかったが、B社では通った」といったことがしばしば起こります。
では、「独自の審査基準」とはどういったものでしょうか?
各社とも審査基準を明らかにしていませんが、下記のような理由が考えられます。
■車のローンが通らない理由1:過去に金融事故を起こしている
金融事故とは、ローンやクレジットの返済にあたってたびたび延滞したり、過失により信販会社から契約解消されることです。
また、自己破産などの債務整理、保証会社が支払を肩代わりする代位弁済も金融事故となります。
ローンやクレジットの延滞は短期間・少数回ならあまり問題になりませんが、数か月の延滞をたびたび繰り返した場合は信用情報機関の個人データに記録が残され(いわゆるブラックリスト)、審査にあたっての判断材料になります。
金融事故の記録は、事案によって1〜10年で抹消されます。
■車のローンが通らない理由2:借りすぎの状態になっている
年収に対して、ローンやキャッシング、クレジットカードの分割払い、携帯機種代金の割賦払いなどを合計した年間返済額の割合が高すぎると、新たにオートローンを組むことが難しくなります。
年間返済額には住宅ローンやその他融資を受けているものすべてが含まれ、これを年収で割ったものを返済負担比率と呼びます。
返済負担比率が40%を超えると、新規ローン契約が結べない可能性が高まると言われています。
もちろん、年収が低い場合もオートローンを組むことによって返済負担比率が高まりやすいので、審査に落ちることがあります。
■車のローンが通らない理由3:虚偽申告など
ローン審査にあたっては、勤続年数や居住年数が考慮されます。これらについてウソの申告をした場合は、審査に通りません。
たいていの信販会社はきちんと調査をしますので、虚偽申告は避けるべきです。
また、本人や家族、同居人が反社会的勢力に関係していてもオートローン審査に落とされます。
注意したいのは、職業によって審査に差が生じること。
信販会社は貸し付けにあたり職業差別をしないことが原則ですが、アルバイトや自営業者など、返済に不安定要素が見られる場合は、審査に通りづらいという現実もあるようです。
オートローンの審査が甘い会社ってあるの!?
先に説明したように、各信販会社はオートローンの融資にあたって独自の審査基準を設けており、それを明かしていません。
そのため、A社では審査が通らず、B社では通る、といった差が生じることがよくあります。「A社はオートローン審査が厳しく、B社はオートローン審査が甘い」というわけです。
しかし、だからといって誰もがB社でオートローンが通るわけではありません。審査基準は会社によって異なり、審査にあたり重視するポイントも違います。
ですから、人によってはA社で通り、B社で通らないといったことも起こります。
また、審査に甘いということは、ずさんな返済計画でも融資を受けられてしまう可能性があるということ。
車の購入資金は大金ですから、審査の甘さに浮かれて無理をして借りてしまうことで、返済が滞り、金融事故となり、その後のマネーライフに大きな影響が及びかねません。
オートローンはあくまでも「必ず返さなければならない借金」。審査に甘い会社から融資を受ける時ほど、慎重になるべきでしょう。
スピーディーなサービスで人気のオリコ オートローンの金利ってどう!?
年間150万人以上が利用しているという定評あるオリコ オートローン。
オリコが利用者に代わって、自動車購入代金を販売店に立て替える仕組みです。
その場で販売店に申し込むだけでOKという手続きの容易さ、審査の回答や販売店への入金が速やかに行われるというスピーディーさが人気の秘密です。
また、返済途中で支払いパターンを変更できる自由払い型オートローン「ニューバジェットローン」、車検やメンテナンスもセットされた「オリコオートリース」、推定下取り額を車両価格から差し引き、残りを分割払いにする「残価設定型オートローン」、ローンが残っていても乗り換え可能な「ツインリセットローン」など、バリエーションも豊富です。
イージー、スピーディー、バリエーション豊富ということでディーラーからも勧められることが多いオリコのオートローンですが、実はオリコのオートローンの正確な金利は公表されていません。
金利は、購入する車種、後付けするオプション、頭金の有無などによって、オリコと販売店との間でそのつど取り決められます。ですから、最初から一律で「0.0%」と決まっているわけではないのです。
参考程度に、オリコのオートローンの金利はやや高めといわれています。利用代金によっては総支払額に大きな差が生じますので、冷静に判断しましょう。