アプリダウンロード数が1000万件を突破した国内最大のハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」。
作家として活躍するのは、主に20代~40代の女性だが、中には男性が作家をしているケースもあるという。テレビで取り上げられて話題となっているハンドメイド作家だが、実態はどうなのか。ハンドメイド作家として活躍するきんべいさん(男性・43歳・本業:電子機器の設計・開発)に取材した!
SNSに作品を投稿したのがきっかけで作家デビュー
――いつからどのようなきっかけでハンドメイド作家デビューしたのですか?
2015年に「minne」で今も販売中の「アイスの当たり棒風ネクタイピン」を販売し始めたのが最初になります。
きっかけは会社で開発中の新製品を模索中に息抜きで食べていたアイスの棒と机の引き出しにあった古いネクタイピンを遊びでくっつけたところ、意外にもしっくりきたため、SNSで投稿したところ、好評だったことです。
丁度、仕事で何度かレーザー加工を業者に依頼していたことから、レーザー加工で量産できるのではと思いつき、手持ちの資金(へそくり)3万円を元手につくり、販売しました。
――どのような作品を作られていますか?テーマはありますか?
アイスの当たり棒を模したネクタイピンやヘアクリップ、ちょっと変わった英語メッセージを刻印したアクセサリーを作っています。
身に着けた人の周囲の人が笑顔になるような作品を心がけています。毎日使いでも問題ない強度を意識しています。
お客様の8割が女性
――お客様層はどんな方ですか?
8割が女性です。大切なパートナーや家族への贈り物に選んでいただくことが多いです。
――どんな人に作品を購入してほしいですか?
日常に変化を待たせたいと考えている方、今日一日の始まりに期待を願う方に身に着けてほしいです。
――作品を作るうえで苦労している点はありますか?
主な材料となるメイプル材の質です。レーザー加工業者で板材も用意しているのですが、
木材という生ものなので、質にばらつきがあることです。