家族が多ければ申告する機会も増える
医療費控除という言葉は知っていても、実際に申告をしたことのある人は少ないといいます。一般的な勤め人であれば、適用される額が年間で10万円以上なので、大きな病気や入院でもしない限り届きません。健康な単身者なら尚更です。
では、結婚して家庭を築き、子どもがいる場合はどうでしょう。医療費控除は「生計を一にする配偶者やその他の親族」に使った医療費も対象になるため、グッと身近な存在になってきます。
たとえば出産、子どもの病気。同居はしていないけれど、金銭的な面倒を見ている老親の医療費や介護サービス費も対象です。加えて、病院に行くための交通費、処方された薬代も含まれます。
参照:「タクシーは○、定期の利用は×!?医療費控除の交通費はどこまで認められるか?」
医療費控除の書き方はこれを見本にしよう
医療費控除の書き方はエクセルの見本を参考にすれば簡単
確定申告につきものなのが領収書。医療費控除も例外ではありませんが、実は2018年(2017年度分)からの申告では、領収書の添付が不要になりました。替わりに、「医療費控除の明細書」の提出が義務付けられたのです。書き方も上記リンク内で詳しく説明されています。*提出しなくても領収書は5年間保存しなければなりません。
医療費控除の明細書の書き方は、同じくエクセルの見本にて
この明細書を作るために計算ソフトとして便利なのは、同じく国税庁が公開している「医療費集計フォーム」です。
ダウンロードはこちらから
その使い方などはこちらから
医療費控除の用紙はどこでもらえるのか
申告に必要な用紙は、国税庁の所得税(確定申告書等作成コーナー)にある、確定申告書作成コーナーのバナーをクリックすれば、必要書類の作成コーナーに飛びます。
このページを利用しての申告は、印刷して提出、もしくはそのままe-Taxで送信、どちらも選ぶことができます。