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会社で“自滅”してしまう人の特徴

2014.01.28

3.「うちの会社は●●●だから」

 ●●●とは、例えば「営業部の力で成り立っている」「北米への輸出が弱い」など、その会社の特徴などが入る。その特徴は事実関係でいうと、決して誤りではない。自滅する人は「現状、このような事実がうちの会社にはあるから、自分たちの力で現状を変えることは不可能だ」という方向に話を持っていこうとする。根本的に、ネガティブ・シンキングなのだ。

 例えば、商品企画部にいて他人が企画案を提出しようとすると、

「そのような企画は出したところで、意味がない。うちの会社は、営業部の力で成り立っている。営業部の意向で、そんな企画は潰されてしまうよ」

 といったようなことだ。何ら根拠もなく、うちの会社は●●●だから……と、勝手に決めつけてしまうのだ。このように、自分だけでなくネガティブな考えた方で周囲の可能性まで潰していくようになっている。

4.「早く辞めなければ…」

「辞める」「辞める」と言いながら、なかなか辞めないのが自滅する人の特徴だ。それほどイヤなら早く辞めて、新たな人生を模索したほうがいいのではないか、と私は思う。だが、自滅する人はその踏ん切りをつけることができない。しかも、自らに言い聞かせるように「早く辞めねば…」と人に聞こえるようによくつぶやく。それも職場で。

5.「あいつは●●●だからさ」

 ●●●には、同じ会社の、特に同世代の社員の動向などが入る。例えば「あいつは大阪支社で上司によく思われていたから、東京の本社に戻ってきた後、早く昇格できる」というような言葉だ。自滅する人は、他人の成功を素直に認めたがらない。自滅する人は、常に「誰かに認められたい」という願望を持っているものの、会社からの称賛に飢えており、自分自身にふがいなさを感じている。そして、強い不満を抱え、会社や上司、周囲の社員を否定し続けるようになるのだ。

 思うように会社で認められないようなら、否定するのではなく、上司や周囲との関係を見直すことも必要だ。自分を評価するのは、あくまで上司や周囲であることを忘れずに。

(文/吉田典史)

ジャーナリスト。主に経営・社会分野で記事や本を書く。著書に「封印された震災死」(世界文化社)、「震災死」「あの日、負け組社員になった…」(ダイヤモンド社)、「非正社員から正社員になる!」(光文社)など、多数。

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