男性の身だしなみに欠かせない要素“ヒゲ”。ビジネスマンなら会社に入ってから定年で退職するまで、ほぼ毎朝シェービングをし続けるわけで、まさに“人生における”生活習慣となるわけだ。そんなヒゲに関する興味深いデータがある。パナソニックが受付嬢100名に取ったアンケート調査によると、100人中67人が「受付業務中に男性のヒゲの状態が気になったことがある」と回答しており、そのほとんどが「無精ヒゲや剃り残しのあるヒゲでは好感度が下がる」と答えている。
この結果から、ヒゲの状態は男性の身だしなみの中でも最も重要なポイントであるということがわかるだろう。男前を目指すなら、ヒゲは毎朝、きちんと剃っておく必要がある。当たり前のことだが、忙しくしていると意外と疎かになり、アゴ下に剃り残しが……なんて経験をした方もいるのではないだろうか。特に、アゴ下は“死角”にあるため、気づかない人も多い。
ヒゲを剃るアイテムとしては、代表的なものとして、T字カミソリと電気シェーバーがある。男性なら誰でも一度はどちらがいいのか悩んだことがあるだろう。もちろん、どちらにもメリット、デメリットはある。が、最近はどちらも“肌にやさしい”ことを謳った製品が多く、本当のところはどうなのか、知りたい方も多いはず。そこで今回は、販売台数が右肩上がりで進化が著しい電気シェーバーについて、基本のきを紹介しよう。意外と知らない情報があるかも!?
■電気シェーバーでも肌を傷めず、ヒゲが剃れる?
まず、最初に理解しておきたいのが、電気シェーバーはどうやってヒゲを剃るのか、そのしくみだ。T字カミソリでは、肌と刃を接触させて、肌から出ている部分の毛を剃る。それに対し、電気シェーバーでは、左上の写真の網目状になっている外刃が肌を押して表皮の下のヒゲを絞り出し、右上の写真の内側で稼働する内刃で絞り出されたヒゲをカットする。一方、肌に刃を直接当てるT字カミソリでは肌が荒れてしまったり、出血したりといった声が多く存在する。つまり、電気シェーバーのほうが実は肌にやさしいのだ。