■Design
コアキャシャルユニットにはTANNOYのようにセンターキャップ内部にホーン型ユニットを内蔵したタイプ、KEFのユニQのようにウーハーのセンターにイコライザー付きのドームツイーターを埋め込んだタイプがある。これに対してTEACのコアキャシャルユニットはウーハーの前にドームツイーターをドーンと設置したプリミティブというか、男らしい構造である。これにより同軸のメリットである点音源化、つまり高音と低音の音源の上下の位置を揃えている。しかし、前後の位置は揃っていないためリニアフェイズとは言い難い。しかも10cmウーハーの前にある2cmドームツイーターは低音再生から見ると立派な障害物である。まあ見た目はワイルドでカッコイイので良しとしておこう。『S-300NEO』はレッド系チェリーの美しい突き板仕上げで、バイワイヤリング対応、3点支持のスパイクが付属するこだわりのモデルだが、『LS-301』のカラーはオーソドックスなブラックとチェリー、シングルワイヤリング、スパイクは付属しない。サイズは幅161×高さ230×奥行き207mm、2.7kg。出力音圧レベルは85dB、再生周波数帯域は65Hz?40kHzとなる。
ユニットとセンターに配置されたドームツイーターが目立つコアキャシャル型2Way。ガッチリとしたボルトでマウントされている。
■
バナナプラグ対応のスピーカー端子。その下にはバスレフポートが配置されている。