■Introduction
TEACの顔とも言える人気のReference 501シリーズの弟に当たるのが、Reference 301シリーズである。『LS-301』はそのシリーズのスピーカーである。同軸2Way=コアキャシャル型のルーツは同社の『S-300』まで遡る。1989年8月に発売された小型同軸2Wayで価格は2万9800円だった。当時TEACはイギリスの名門TANNOYのスピーカーの輸入をしていた。それと関連性があるかどうかは分からないが、同軸2Wayという日本では珍しい構成のスピーカーを製品化したのだ。ライバル機にはPioneer『S-X33C』3万8000円、FOSTEX『RM780』などがあったが『S-300』が断トツの人気で、兄貴の『S-500』弟分の『S-200』なども発売された。そして、2011年に『S-300NEO』が登場した。2014年、さらにコンパクトでハイレゾ対応になった『LS-301』が追加されたのだ。