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社内で悪い噂を立てられないようにする方法

2014.09.30

3.上司が口にする噂にはしっかり警戒を

 上司も人間であり、感情を持っている。部下のミスが多いと、口にするかしないかは別として、誰もが不満や怒りに近い感情を持つ。しかも、同じようなトラブルが繰り返されると「こいつは使えない。もう、ダメだ」と思うことだってあるだろう。それがストレスになると、同世代の管理職と話す時、うっかり口に出してしまうケースも十分考えられるし、心当たりのある人も多いだろう。「ウチの部の●●●はミスが多くてさ、使えないんだよね……」。そうなってしまうと、自分の知らないところで、その情報が社内中に広がっていく可能性が高い。

 そして、こういう悪評が社内に浸透すると、あなたは職場で次第に浮いた存在になっていく。気づかないうちに。これが、怖いことなのだ。個人事業主や経営者などは悪評を立てる取引先を変えればいいのかもしれないが、会社員はそれができない。少々、仕事ができる人であろうとも、悪評が浸透してしまうと、敵が増え、何かと厄介なことが起こるようになる。なので、くれぐれも噂には気をつけたい。

4.噂の管理をする

 ここまでの1?3までを踏まえると、どう対策をとればいいのかと思うだろう。結論をいうと、自分の噂を“管理する”意識や姿勢を持つようにすること。悪い噂を立てられる人は、このような意識に乏しいように思える。“噂を管理する”ということは、決して難しいことではない。まずは、上司や異性の同僚の目に気をつけよう。

 あるいは、あなたが身に覚えのないことを社内で吹聴し、陥れようとする社員がいたとする。その時は、みんなの前で「それはどういうことですか?」とか「そんなことありえないでしょう。本当に困ります」などとはっきりと口にしてみよう。あまり激しい口論はするべきではないが、相手にはっきり警告したほうがいい場合もある。要は、あなたは自分自身が“商品”だと思って、傷をつけさせないように注意を払うつもりで行動してみよう。傷がついた商品を買いたいと思う人はなかなかいない。

5.あるべき姿を具体的にイメージする

 噂の管理をする上で、前提として、自分が理想とする姿がないといけない。「こうなりたい」とか「こうはなりたくない」という具体的なイメージがあれば、それに沿った行動や仕事をするようになる。悪い噂を立てられる人は、自らのあるべき姿について曖昧なイメージしか持ち合わせていないことが多い。会社員は自分は“商品”だという意識を持ち、損しないようにきちんとアピールすることが大切だ。

 当たりまえの話だが、会社員は個人事業主や経営者とは違う。上司や周囲の社員とある程度、良好な関係をつくらないと、仕事の成果は思うようには上がらないし、実績は残せない。それが、会社員なのだ。だからこそ、悪い噂より、いい評判が立つようになるべきだ。何も「いい人」になれと言っているわけではないし、その必要もない。悪い噂を立てられないように、周囲も自分自身も管理をすることが重要なのだ。

文/吉田典史

ジャーナリスト。主に経営・社会分野で記事や本を書く。著書に「封印された震災死」(世界文化社)、「震災死」「あの日、負け組社員になった…」(ダイヤモンド社)、「非正社員から正社員になる!」(光文社)、「悶える職場 あなたの職場に潜む「狂気」を抉る」(光文社)など、多数。

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