★取材からわかった『ユニボール シグノ RT1』のヒット要因3★
1.なめらかな書き味
インク、チップを全面的に見直し、書き始めからなめらかな書き味を実現。細いボールペンに特有のカリカリした書き味はなく、多くの人が書き味に魅了された。
2.書き味が書き方に左右されない
なめらかな書き味は、ペンの持ち方、字の書き方に左右されない。ペンの先端を持っても書いても、あるいはペンを寝かせて書いても、なめらかさは変わらず。一人ひとりの文字を書くときのクセに、うまく対応してくれる。
3.デザインでの差別化
店頭に様々なボールペンが乱立する中、従来なかったデザインにより、注目を引きつけることに成功。また、ノック棒とクリップを一体化することで、潜在的な不満の解消も果たした。
同社によると、『ユニボール シグノ RT1』は文房具好きな人たちの間で人気が高いとのこと。開発には2年半ほどかかったが、この間の努力は、様々なボールペンを試し違いがわかる、こだわり派の満足に結びついた。
■製品情報
http://www.mpuni.co.jp/products/ballpoint_pens/gel/signo_rt/rt1.html
◎各種のデータは取材時のものです。
文/c
ものづくりに関することを中心に、割と幅広く色々なことを取材するライター。主な取材テーマは商品開発、技術開発、生産、工場、など。ただいま、当連載のネタ探しに奔走中。