最近の大サウナブーム! そのブームの目玉となっているモノといえば、これはもう『ロウリュ』
である。
「あ、あのタオルで熱気をバサッバサッってやるヤツ!!」
そう、それである。
しかァし!! あのタオルでバサッバサッってやるヤツって、正確には『ロウリュ』じゃないって知ってました?
雑誌やテレビで“サウナブーム”が取り上げられてると、オレも気にしてチェックしてるんだけど、ロウリュに関してはけっこう間違って報道してることが多いんで、ここで知っておきたいウンチクとして、ロウリュについての正しい知識をまとめることにした!
まず本当の意味でのロウリュって何か? っていうと、これは報道されている通り、サウナの本場・フィンランドの言葉で“蒸気”って意味。つづりは“l?yly”ね。実際にはサウナ利用者が自らサウナストーブの上のサウナストーンに水をかけて蒸気を発生させ、湿度をあげることによって体感温度を上がる行為を指すワケだ。
このフィンランドでのロウリュが、日本でいうロウリュと何が違うかまとめると以下の3点!
“水をかけるのは利用者”。
なんといっても“タオルバサバサなんてことはまったくない”。
日本のロウリュっていうと水じゃなくてアロマオイルをサウナストーンにかけるけど、“かけるのは普通の水”!
ようするに日本の極々一部のサウナでのみ実行及び堪能できる通称“セルフロウリュ”が、本来の意味でのロウリュなんですね。
ちなみにオレが知ってる限り、日本でセルフロウリュといいますか本来の意味でのロウリュ可能な誰でも利用できる施設って、宿泊施設含めて9か所しかないっす!
じゃああの、サウナの従業員の方がサウナストーンに水じゃなくてアロマオイルかけて、タオルでバサバサやる、日本で一般的にロウリュっていわれてるアレはなんなの? ってことだ!!