『殿様気分と羞恥心の入り交じる瞬間。ショーアップ!!』
ショーアップとはなにか? 説明しよう。
「はい、ショーアァァップ!!」
チーママが叫ぶ。するとこの店のどこにこんな大量の女のコが隠れていたのか? というほどの女のコがワンサワンサと30人近く現れて、「イラッシャイマセ?」だの「ヨロシクネ?」だのといいつつ、自分たちの座るブースを取り囲み、にこやかにポーズを取りはじめる!
そう、ようするにショーアップとは指名されてない女のコ全員の指名用顔見せ儀式なのだ! 衆人環視の中「じゃあ、あのコ!」なんて選ぶのが恥ずかしいからとやらない人も多いが、たま?にしかこないマニラですよ。マニラに爪痕残すためにも一度記念にやっておくといい。
そしてオレが指名したのはRちゃん(仮名)である。
もちろん、ショーアップなしの指名なしでもいい。フリーで席についたコが気に入れば、その時点で指名すりゃいいし、最後まで指名しなくてもかまわない。ちなみに指名料金は300ペソ前後。この店は350でちと高かった。
「あの、アレでしょ? やっぱマニラのそういう店っていったらあるんでしょ? ホレホレ、エロっぽいことが?」
そういうご期待をお持ちの校長先生的みなさんもいるだろう。だが、いきなりそんなみなさんの鼻先を……いや下半身をくじくようで誠に申し訳ないが、日本人向けのKTVにはその手のことは一切ないッ!! いわゆるキャバクラと一緒だと思っていただきたい。先生的なことはまた別ジャンルの店なのだ。それについて知りたい人はもう自分で調べろ! なにしろ@DIMEは小学館だからな!!
しかしね、そんなことなくても楽しいんですよ。今回いった店の衣装は上がブカブカのYシャツに、下はYシャツの裾に隠れてほとんど見えないショートパンツ。ようするに裸にYシャツ着たような感じですね。一応ユルユルにネクタイ絞めてAKB的部分も出してるが、ほら、セクシーギャルの朝の歯磨き中みたいな衣装あるじゃん? アレアレ。そんなコとカタコトの日本語で会話をするバカ丸出しの楽しさ!
人間ってやっばバカだなァ?。