【研究結果】
Nikon『SB-910』を使うとライティングの大切が実感できる。カメラとかレンズに凝っているうちはいいが、ライティングに凝り出すと大変である。そのためにレンタルスタジオまで借りて撮ったのだが、屋外でセットを組もうとするとさらに大変である。今回撮影に使ったのは池袋の「すたじお金魚」の1Fで平日なら何と1時間1980円税込である。共同ではなく占有で、24時間利用可能である。3時間使っても5940円と格安! というか白ホリより安いだろみたいな。ちなみに2Fも1980円なのだ。コスプレ用のハウススタジオなのでブツ撮りには向きませんが、始めて使ってみるにはオススメ。それで話を戻すと、『SB-910』は天井または壁バウンスができれば光がまわってかなりいい感じになる。ただし、天井が2階吹き抜けのように高いとバウンスできずに直接光になり、かなり硬い光になるためポートレートを撮るなら、デュフーザーがあった方がいいだろう。2灯で左右から発光させれば、ブツ撮りはプロ級の写真が撮れるようなる。ヤフオクに出品する画像や、製品白抜きの画像も撮れる。そこまでやるならモノブロック買えよという意見もあるだろうが、かさばるのでオススメできない。『SB-910』の使いこなしはNikonのWebサイトにも詳しく紹介されているので参照して欲しい。『SB-910』は1台でもいろいろ遊べる、シリーズで2台揃えればプロ級のライティングができる。
●『SB-910』はオートが賢い
●『SB-910』バウンスが得意
●『SB-910』は多灯もできる
●『SB-910』は過熱しにくい
(文/ゴン川野)
カメラ生活42年、小学生でオリンパスPEN-Fを愛用、中学生で押し入れ暗室にこもり、高校では写真部部長。大学卒業後、単身カナダに渡りアウトドアスクール卒業後「BE-PAL」を経て本誌ライターに。保有交換レンズ41本、カメラ28台(見える範囲で)。阿佐ヶ谷レンズ研究所もよろしく。