■通信速度は?手書きの使い心地は?
続いて、タブレットPCとしての使い心地から。まずは、気になる通信速度だが、筆者宅で検証した場合、アンテナレベルは、5本中3本の電波強度で、通信速度は20Mbps程度だった。圧縮なしのフルHD動画を再生するのに必要な通信速度が25Mbpsなので、youTubeなどの動画サービスを楽しむのには問題ない程度の通信速度だ。したがって、外出先でも、電波がよいところであれば、通信速度が必要なサービスでも、ストレスを感じることなく使えると言える。
手書き入力についてもレビューしよう。外出先でとっさに手書き入力したいシーンを考えて、指で入力する操作で検証を行ってみた。ブラウザベースでの図形描画サービス「Cacoo」でも、パソコンにインストールするタイプのノートアプリ「OneNote」でも、指で図形を書いてから遅延することなく、すぐに入力された。実は、手書き入力の反応は、不安な点であった。CPUが、「Atom」という「Core iシリーズ」よりもランクが低いものだったからだ。しかし、その不安は、よい意味で裏切られた。指を動かすと、シームレスに線が追い付いてきてくれ、タッチした場所の検知ズレもなく。サクサクと手書き入力できた。
ちなみに「Surface」には、「Drawboard PDF for Surface」という、PDFを表示しながら手書き入力や蛍光ペンによるハイライトができるアプリがプレインストールされているので、ビジネスシーンでの利用が多いPDFファイルに手書きメモを残したりできるのがうれしい。
回線には自動で接続しない。SIMカードを挿入して「Surface 3」を起動しても、キャリアの回線には自動で接続しなかった。ネットワークの設定メニューから、回線を選んで「接続」をタッチする必要あり。
通信速度の測定結果。今回は、2つのサイトを利用して測定を行った。SPPEDTEST、価格.com。結果は、画像の通りで、約20Mbpsの通信速度が出ていた。