『サウナへの入退室の奥義は“忍”にあると心得よ!』
あのさ、当たり前だけど、サウナ室の温度っていうのはあの入り口のドアがしまってることで保たれてんだよ。んなことはバカでもわかるだろ?
だから、出入りの多いサウナ室だとどうしても温度が下がっちゃうことが多い。だから少なくても自分が出入りする時くらいは、なるべくドアを狭めに……せいぜい自分が出入りできるくらいのすき間だけ開けて、スッと出入りする。
サウナ室の入り口っていうのは外開きなんで、特に出る時なんかは、自分が外に出たらドアをすぐさま押して強引に閉めるくらいした方がいいくらいなんだよ。
わかりやすくいえば、忍者のように入室し、忍者のように出る。
もうグットサウナーでありたければ、心の中で、
「ニンニン!!」
とかいいながら出入りしろ! そうすれば絶対うまくいく。
ところがいるワケだ。エラソーにド?ンなんつってドアを最大限にあけてから、おもむろにガニ股で肩で風切ってサウナ室に登場するようなバカが!
オマエな、サウナ室のドアは西部劇に出てくる酒場のビロ?ンビロ?ンと両方向に開くドアじゃねぇっつうんだよ! あ、ちなみに西部劇の酒場、いわゆるサルーンにあるあのドアはスイングドアといいます。サウナと関係ない豆知識入れときました。
ということで改めていっとく! サウナのドアはサルーンのスイングドアじゃねぇっつうんだよ!!
テメェは「オレ様登場!」的にドア開けてるかもしれないが、逆にこういうヤツ見ると、サウナの熱さが苦手で、少しでも温度を下げようとドアをできる限り長時間開けていたいダメ野郎なんじゃねェか? ってオレなんか思うけどさ。
だいたいサウナ室入っても、必要以上にチンポ隠してるしな、そういうヤツ。
以上、日本サウナ・スパ協会認定のサウナ・スパ健康アドバイザーでもあるオレからのマジメな意見だ、バカ野郎は覚えとけ!
文/カーツさとう
コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。