■研究結果
いつかはこのような時が来ると思っていたが、リファレンスのJDF『ULTRA MONITOR AMPLIFIER EQS 2400』よりも音のいいパワーアンプが登場してくるとは。私のアンプもS氏のアンプも購入時は150万円以上するステレオパワーアンプとしては中堅モデルだったのに、ペアで75万6000円のモノラルパワーアンプにかなわなかった。SPEC恐るべし。さらにそのコストパフォーマンスにも脱帽である。置き場所もとらないため今すぐにでも購入したいのだが、石見氏の1台300万円ぐらいのモノラルパワーアンプも開発中という言葉も気になる。いや、ペア600万円じゃどうせ買えないが…… とにかくSPEC『RPA-W5ST』はクラスDの常識をくつがえす高音質アンプである。1台でもいいが、私のオススメは2台でモノラルパワーアンプとして使う方法。小型スピーカーのオーナーならとりあえず1台導入するのもありだ。SPECは東京に試聴室があるので、興味のある人は予約して、ぜひ一度聴いてみて欲しいのだ!
●『RPA-W5ST』は2015年のベストバイアンプ!
●『RPA-W5ST』は2台でBTL接続して使いたい
●『RPA-W5ST』の音色はウォームでシルキー
●『RPA-W5ST』はS/Nが良く透明感が高い
(文/ゴン川野)
オーディオ生活40年、SONY『スカイセンサー5500』で音に目覚め、長岡式スピーカーの自作に励む。高校時代に150Lのバスレフスピーカーを自作。その後、「FMレコパル」と「サウンドレコパル」で執筆後、本誌ライターに。バブル期の収入は全てオーディオに注ぎ込んだ。PC Audio Labもよろしく!