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元刑事に聞いた、月曜の憂鬱がなくなる「非日常」のつくり方

2018.11.05

◆高橋晋平の憂鬱な月曜日を楽しくする研究会(2018/11/5)

日本には、休日明けの月曜が嫌いな人が多すぎる……。その現状を改善するため、月曜日を楽しくしたい人のコミュニティ「月曜クラブ(通称:月ク)」が立ち上がりました。この連載では、月曜日の憂鬱を減らし、一週間を楽しく過ごす方法を研究、紹介していきます。

※「月曜クラブ(月ク)」にご興味のある方は、公式Facebookをフォローしてみてください。
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今回は、元刑事である榎本澄雄さんに、月曜の憂鬱を減らす方法を聞いてみました。

元刑事・榎本澄雄さん

―刑事という仕事って、月曜が嫌だなとか思うことってあるんですか?

榎本:そもそも曜日が関係ある仕事ではないので、月曜だから嫌だということはなかったですね。ただ、憂鬱なことはいろいろとありましたよ。

-そうですよね。素人のイメージでは、刑事の仕事は相当大変そうだなと思います。そんな中、何か憂鬱を減らす工夫をしていたりしたんですか?

榎本:憂鬱をなくす方法の一つが、「非日常」をうまく作ることだと思っています。これが今回のお話のキーワードです。

-「非日常」を作る、というと、普通じゃない体験をするみたいなことですか?

榎本:例えば、警察学校を卒業して警察署に配属されたら基本的に最初は寮で生活するんですが、週に1~2回ほど柔剣道(柔道と剣道の総称)の朝稽古があったんです。下っ端は6時前には起きて、道場に行って掃除をするんです。眠いし寒いし、憂鬱です。でも、稽古して汗をかいて、お風呂に入ると、もちろん稽古の憂鬱はなくなるし、他に憂鬱なことがあっても、まとめて全部忘れるんですよ。この場合、朝稽古という体験は「非日常」なんです。普通の生活でそんなことないわけですよね。警察を辞めた現在だと、私は朝ときどきダンスをしています。ハイテンションになって、何でもできちゃうような気持ちになったりします。

-なるほど。普通やらないようなことをたまにすると、ストレス発散になる感じなんでしょうか。

榎本:これは、「締めた後で緩める」ことによる発散なんです。すごく簡単に言ってしまうと「締める」とは厳しくすること、「緩める」とは優しくすること、という感じですね。例えば会社などに勤めている人は、土日が休みでリラックスしている、いわゆる「緩んでいる」状態で、月曜にいきなり「締まる」わけですよね。その突然の負荷が激しいんです。だから憂鬱になる。今の時代、黙っていても勝手に締まるので、緩める方法を考えるのがいいんです。非日常を味わうことは、普通に生活していたら少ないと思うんですが、実は人は無意識に、非日常を求めているんですよ。

-求めている?

※榎本さんの著書『元刑事が見た発達障害』

榎本:大昔の人間は、台風のような自然災害から命がけで逃げたり、狩りをしたりしていました。勝手に非日常が起こっていたんです。で、それらが過ぎ去った後はリラックスできるわけです。今の時代ならゲームだって、非日常なんです。巨大なモンスターを狩るゲームをしたいという気持ちは、「締めてから緩める」という状態になりたいことから出てくる根源的欲求であり、最終的にリラックスにつながるんです。実は、犯罪ってそういうところから来るんですよ。犯罪は非日常の最たるものなんです。ゲームはOKですが、退屈な日常から逃れたくて、肌でヒリヒリと感じるような「生きてる実感」を求めてしまって、非日常に対する欲求が行き過ぎると、麻薬をやったり、万引きや痴漢をしたり…、というようなダークサイドに堕ちてしまうんです。刑事ドラマやミステリー小説っていつの時代も人気があるじゃないですか。そういうものは、一般の人が非日常を味わうのに手軽なコンテンツだから、見たくなるんです。

-なるほど……。犯罪に行きつかないためにも、健全な非日常をうまく作ることにいい効果があるということですか?

榎本:そう思います。スマホのゲームをやると鬱が治るという話もありますし。個人的にダンスは本当におススメですね。ダンスを踊ることは相当な非日常ですから。

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