テレビCMでもおなじみの「スマートスピーカー」。これは、内蔵マイクで音声を認識し、さまざまな操作をする製品だ。AIアシスタント機能を持つことから、AIスピーカーとも呼ばれている。「Google Home」は、その中の人気製品の1つだ。
近ごろ話題になっているのは知っているけれど、具体的にできることが、いまいちピンと来ない…。そんな方のために、Google Homeでできることを簡単にまとめてみた。
・調べものをする(インターネットで検索するのと同じ)
・予定を管理する
・タイマーやアラームをセットする
・エンターテイメントを楽しむ(音楽や映像など)
・スマートホームを操作する(連携する家電の操作)
「これって、パソコンがあればほとんどできるじゃないか!」と思った人は、ちょっと落ち着いて考えてほしい。Google Homeの最大のメリットは、これらをすべて「声」で操作できる点にあるのだ。
例えばスケジュール管理や、アラームのセットについて。Google Homeを起動させて、「明日の10時から会議」や「7時半にアラームを鳴らして」と命令すれば、それだけでGoogleカレンダーに記入し、アラームをセットしてくれる。PCやタブレット、あるいは携帯を操する手間を考えると、どちらが楽なのかは比べるまでもないだろう。
Googleの連携も見逃せない。例えばAIアシスタントには、「Googleアシスタント」が使われているので、調べ物をするなら、この高い検索精度は頼りになるだろう。エンターテイメント利用も、「Chromecast」と連携すれば、動画を簡単にテレビ画面に映し出せる。
ただ、最後のスマートホームについては、日本ではまだ対応する家電が限られている。とはいえ、お掃除ロボットを始め、少しずつ増えてきているので、これからに期待したい。
【参考】使う前に知っておきたい『Google Home』でできること、できないこと
セットアップはわずか10分!Google Homeはアプリで設定する
「この手の新しい機器は、設定が面倒くさそう…」と心配する方も、安心してほしい。Google Homeの設定は、驚くほど簡単だ。
Google Homeを使うには、インターネットへの接続が必須となる。Wi-Fi環境を整えたうえで、以下の流れで設定しよう。
(1)電源ケーブルを Google Homeに差し込む
(2)電源アダプターをコンセントに差し込む
(3)スマートフォンやタブレットでGoogle Home アプリをダウンロードして実行する
面倒な設定は実質的にアプリ上で設定するので、操作自体はいたってシンプル。具体的には、Google Homeアプリ上でGoogleアカウントを設定し、設定したいGoogle Homeを登録。あとはGoogle Homeアプリの指示で、細かい設定を進めるだけで設定は完了する。新品を買ってきても、開封からわずか10分もあれば、スマートスピーカーのある暮らしが実現できるだろう。
【参考】Google Home デバイスをセットアップする(公式サイト)
Google Home Miniの設定方法もまったく同じ
Google Homeには、「Google Home Mini」という低価格バージョンが存在する。また、日本国内では販売されていないが、「Google Home Max」と呼ばれる高価格バージョンもある。
「値段が安いと、機能が制限されてるんじゃないの?」と心配するのはもっともだが、じつは一連のシリーズでできることに大きな違いはない。おもにスピーカーの性能差とサイズの違いによって、バリエーションが構成されているのだ。
よって、Google Home Miniの設定方法も、Google Homeとまったく同じ。Google Homeアプリを使えば簡単にセットアップできる。
ちなみに、Google Home Miniは、本体サイズが小さく、電源供給もマイクロ USB 経由となっている。持ち運びを意識した、設置場所を問わない製品なので、その点を踏まえてGoogle Homeと使い分けるといいだろう。