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小田急電鉄7000形LSEラストランに密着!最後の花道はサプライズの連続だった

2018.10.25

2018年は“松坂世代”のプロ野球選手が相次いで引退を表明し、時代(とき)の流れを感じさせた。そして、もうひとつの松坂世代、小田急電鉄(以下、小田急)7000形LSEが2018年10月13日に“「ラストラン」という名の大一番”を迎えた。

黒山の人だかり

11時台の新宿は気温18度。10月上旬は気温30度を記録した日があっただけに、急降下は身体に堪える。

新宿駅へ入ると、小田急の西口地上改札はいつも通り人の往来が多く、付近では小田急トラベルによる、「特急ロマンスカー・LSE(7000形)さよならツアー」の受付が行なわれている。この日をもって7000形LSEがラストラン。昭和の時代から新宿―箱根湯本間などを駆けめぐった名車が、最後の大一番を迎えようとしているのだ。

箱根に続く時間(とき)を優雅に走るロマンスカー、70000形GSE。

正午を過ぎると、1・2番ホームの車止め付近、2番ホーム全体が黒山の人だかり。そのホームで発車を待つ列車が、70000形GSEの特急ロマンスカー〈はこね17号〉箱根湯本行きだ。

70000形GSEは7000形LSEの“後釜”で、「2018年度グッドデザイン・ベスト100」を受賞。早くも“名車”の雰囲気を漂わせている。惜しむらくは増備の計画がなく、在籍数2編成のまま月日が流れることであろう。

特急ロマンスカー〈はこね17号〉箱根湯本行きが発車すると、7号車の展望席では、乗客が満面の笑みを浮かべながら手を振る。これから始まる箱根路への期待と、7000形LSE入線を待つレールファンや取材陣に“行ってきます、頑張ってね”とあいさつとエールを送ったように映る。

団体専用列車だが、「臨時特急」として最後の花道

列車愛称なしの臨時特急は珍しい。

2番ホームの行先案内板の上段は「臨時特急 秦野 12:40 11両」、下段は「LSE(7000形)さよならツアー」掲示というイキな演出。11両編成、乗降用ドアが折戸の特急ロマンスカーはLSEが最後なので、感慨深いレールファンも多いのではないだろうか。

「まもなく、2番ホームには、12時40分発、臨時特急秦野行きの特急ロマンスカーが到着いたします。御足下(おあしもと)、黄色い点字ブロックの内側にお下がりください。2番ホーム、特急ロマンスカー到着でございます」

7000形LSE最終列車が新宿に入線。

12時26分、ホームの接近灯が光り、駅員の放送がホーム全体に響き渡る。そして、12時27分、「プワーン」と雄叫びをあげ、ついにLSEが入線。上り担当の下村謙治主任運転士(海老名電車区)はヘッドライトをハイビームからロービームに切り替え、撮影しやすいよう配慮しているようだ。

「こちらのロマンスカーは、本日をもちまして引退いたします」

「長らくのあいだ運行してまいりました、LSE7000形の特急ロマンスカー。どうぞ、この機会に、最後の雄姿をお楽しみください」

7000形LSEが新宿に姿を見せるのは、これが最後。駅員は万感の想いを胸に秘めながら、冷静に案内しているように聞こえてくる。

12時32分、松村信輝車掌(海老名車掌区)が最後部11号車のヘッドマーク、灯具未点灯を確認後、車掌室でテールライトをつける。それを確認した取材陣一行はLSEに乗り込む。

ラストラン記念ロゴマーク。

2番ホームの3・4・8・9号車では、発車前までラストラン記念ロゴマークをバックに記念撮影する人々が多い。“乗れなくても、記念に残したい”という方も多かったのではないだろうか。この機会を逃すと、10月20・21日開催の「小田急ファミリー鉄道展 2018」(海老名電車基地及びビナウォークにて開催)がラストチャンスとなる。

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