北欧、スウェーデンの自動車メーカー、ボルボはここ最近、XC90に始まった新プラットフォーム採用のXC60、XC40が世界の主立ったカー・オブ・ザ・イヤーを受賞。ボルボはSUVメーカーというイメージも強いが、実はボルボ、もともと、エステート=ステーションワゴンの生産台数でも世界に誇っていたのである。
70年代のボルボ・シューティングブレーク1800ES、そして日本でも大ヒットした240や850エステートを記憶しているステーションワゴンファンも多いはずだ。
そんなボルボがおよそ7年ぶりにリリースしたのが、最新のプラットフォーム、世界最高峰の先進安全支援機能を盛り込んだ新しいエステート、先代V60、V70の後継車となる新型V60である。
ボディーサイズは伸びやかなプロポーションとさらなる実用性の高さを実現するため、全長こそ125mm伸ばされ4780mmになっているものの、全高は-45mmの1435mm、さらに全幅は日本からのリクエスト!で、日本の路上でも持て余さない1850mmに抑えられている(XC60は1900mm!)。ホイールベースは2870mmである。その優雅なたたずまいは、今回、撮影で訪れた、箱根・仙石原の高級リゾートホテルのエントランスに見事に似合っていたのも本当だ。