小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

仮想通貨を活用した新しい資金調達「ICO」で一攫千金は可能か?

2018.10.23

「ICOは絶好調!」というのはウソ!?

 本特集冒頭のクロストークでも明らかになったように、「コインチェック事件」以降、仮想通貨の相場はかなり冷え込んでしまった。

 そこで、一部の雑誌やネットメディアは、仮想通貨を活用した新しい資金調達の方法である「ICO」を取り上げる機会を増やし、さも、ICOのマーケットが盛り上がっているかのような記事を掲載している。

 しかし、そうした傾向に警鐘を鳴らすのが前出の坂元氏だ。

「確かに、ICOで調達される資金は、今年に入ってからも拡大していますが、一般の個人投資家が利益を得やすくなっているかというと、むしろ逆です」(以下同)

 と指摘する。その理由を説明する前に、ICOについて解説していこう。

仮想通貨なくしてはありえない資金調達

 ICOとは「Initial Coin Offering」の略語で、直訳をすると「新規仮想通貨公開」となる。資金調達をしたい企業が独自の「トークン」を投資家に向けて発行し、資金調達をする手法のことだ(下図参照)。

 通常、企業が資金調達を行なう場合、金融機関から借り入れをする、あるいは、株式を新しく発行して出資を受け入れるといった方法がある。ただし、こうした方法は手続きに時間がかかり、信用力の低いベンチャー企業などは困難である。

 その点、ICOなら、事業内容に将来性があれば、ベンチャー企業でもインターネットを使って、わずかな時間で世界中の投資家からの資金調達が可能となる。

 企業から投資家に渡されるトークンは、企業独自の仮想通貨。事業が軌道に乗って利益が出れば、トークンとの引き換えで現金を投資家に還元することになる。

 つまり、ICOとは、仮想通貨とその安全性を担保するブロックチェーンの登場によって実現した資金調達方法といえるのだ。

ICOの仕組み

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年11月15日(金) 発売

DIME最新号は「2024年ヒットの新法則!」、永尾柚乃、小田凱人、こっちのけんと他豪華インタビュー満載!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。