アメリカで急速に高まる「たんぱく質」需要
アメリカの近年のトレンド食品と言えば「たんぱく質を凝縮した食品や飲料」
アメリカのスーパーやコンビニに行くと、「高たんぱく質」を押し出した商品を沢山目にします。
こちらはボストンのスーパーで販売されている「Powerful Yogurt」
「21g Protein」という文字が大きく記載されています。
ユニークなのは、「たんぱく質を求めている人は食べないでしょう…」という商品にも、「高たんぱく質」というメッセージが記載されていること。
例えば、このチョコチップクッキー。
「The Complete Cookie」というインパクト大の商品名の横には、「16g Protein」の文字。
「200kcalのハイカロリーなクッキーにたんぱく質を求める人がどれくらいいるのだろうか?」と思ってしまいますが、ボストンのドラッグストアやコンビニエンスストアでよく見かける人気商品。
「高たんぱく質」というメッセ―ジに消費者が動いている証拠だと言えます。
消費者が求めているのは「植物性たんぱく質」
「タンパク質を豊富に含む食品」と言うと肉や魚をイメージしがちですが、今アメリカで求められているのは、肉や魚に含まれている「動物性たんぱく質」ではなく、大豆やひよこ豆などに含まれている「植物性たんぱく質」
肉や魚を食べるとたんぱく質だけではなく、脂肪も一緒に摂取してしまうため、ダイエットユーザーを中心に、植物性たんぱく質の需要が高まっています。
植物性たんぱく質の人気の高さは、ひよこ豆から作られる「フムス」や「ファラフェル」といった料理が様々なファストフード店で提供されていることからも分かります。