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DAZNによる破格マネーでJリーグ各チームの懐事情はどう変わったか?

2018.10.05

世界に衝撃を与えたヴィッセル神戸

昨シーズンまでスペインの超名門・バルセロナの主将を務め、アルゼンチン代表のリオネル・メッシらと共に、あらゆるタイトルを総なめにしてきたスター選手、イニエスタがヴィッセル神戸に移籍するというニュースは世界中に衝撃を与えた。今年のロシアW杯もスペイン代表として戦い、いまだに“世界最高レベル”を保っている選手がJリーグでプレーするということは、世界的に見たJリーグの知名度や価値を急激に引き上げた。

イニエスタの推定年俸は約32億円といわれており、17年度の神戸の人件費約31億円を1人で上回っている。ただ神戸の場合は、DAZNマネーの恩恵も確かにあるが、親会社である楽天の潤沢な資金に依存している面が大きい。これまでも神戸は楽天の資金力を生かして積極的に選手補強を行い、“金満クラブ”といわれることも多かった。しかし、DAZNが到来して以降、昨年は元ドイツ代表のルーカス・ポドルスキ、そして今年はイニエスタを獲得するなど明らかに楽天の神戸に対する投資姿勢が“本気”になってきた。

その楽天の姿勢からは、Jリーグが意図的に格差を拡大し、ビッグクラブを生み出そうとしている状況を踏まえて、神戸を本気で日本の頂点に位置するクラブにしようという気概が感じられる。現在はJ1リーグで4位につけ(過去最高順位は7位)、着実に成果が表れ始めており、近い将来、神戸がJリーグを席捲していても不思議ではないだろう。

再び“Jリーグバブル”は訪れるか

1993年にJリーグが開幕した当初は、“Jリーグバブル”といわれる社会現象を引き起こすほどの人気だったが、近年は明らかに下火だった。しかし、DAZNとの放映権契約で莫大な資金を得たことで、流れは完全に変わった。ロシアW杯での日本代表の健闘、スター選手の加入も重なり、Jリーグは25年前の活気を取り戻しつつある。今後はリーグ全体のクラブ間格差が更に広がり、“スター集団”といわれるようなビッグクラブも誕生するするだろう。そのことが、Jリーグの発展、日本代表の発展につながっていく。DAZNの存在は間違いなく日本サッカーを前に進めているといえるだろう。

取材・文/praia

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