ダクト周りの隙間が狭くうまくいかないのでサイドをこじ開けて治具を挿入。
ここからはプロの技でグニュグニュして治具と連結したケーブルの引き込みに成功!
ケーブルを必要な長さに切断して『CDT-3AFD』にアンテナF接栓で接続。
全ての操作はリモコンでおこなえる。ディマー機能も付いているのだ。
Impression
今まで仕事中のBGMにAmazonMusicを聞いていた。これでも音質は充分と思っていたのだが、さすがにメインスピーカーのApogee『Duetta Signature』ではアラが気になるので8cmフルレンジ一発の『Ishida model』を使っていた。『CDT-3AFD』の122ch、THE JAZZを再生してみると、その音の差は歴然である。フルレンジ一発ながら低域の沈み込みが違う。ワイドレンジで鮮明な音だ。アナログのライン出力があり、FM、AMラジオも聞けるのだが内蔵DACの音はやや整理された感じなので、やはりデジタル出力を使うことにした。
Apogee『Duetta Signature』に接続すると、その実力がさらによく分かった。S/N感が良く、情報量が多くて緻密な音場が描き出された。小型スピーカーから大型スピーカーまで、音質の良さは一聴して分かるだろう。私は早速、『CDT-3AFD』用にRコアトランスを使った12V/2Aの外部電源をオーダーしたのだ。この上に上級モデルが2つもあり、音の伸びしろがまだまだあるMUSIC BIRDの高音質に、今さらながら驚かされた。
写真・文/ゴン川野