【3:00経過】
ひっくり返せそうにまで焼けてきたら、へらを使って裏返し、よく叩いて圧縮する。
★POINT
お好み焼きをふっくら作るのとは違い、フライは叩いて押して空気を抜きます。こうすることで、生地のもっちりした食感が生まれます。
裏面が焼けたらさらにひっくり返して圧縮したのち、ソースを回しかけてフライに含ませつつ軽い照り焼きにする。
★POINT
ソースを入れてからは焦げないように、最弱の弱火にしましょう。
出来たものを皿に盛り、あおさをかければ完成です。
【5:00経過】
いかがでしょうか。とってもシンプルでジャンキーな一品ですが、味はとてもGood! 生地のもっちりさにウスターソースの素朴な味がよく合います。ノスタルジックさを感じさせられる料理ですね。これは確かに、子供のおやつでも大人のお酒のおつまみにでも人気でしょう! シンプルだと侮るなかれ、かなりの実力を秘めたフライです! 土田さんが紹介する理由がよくわかりました。ぜひ皆さまも、お酒のアテにどうぞ! それでは今宵も、よいお酒を♪
『お料理うんちくツイート』~フライの名前の由来~
行田市観光協会によると、フライは昭和初期の足袋工場で働く女工さんの中で人気であったとのこと。名前の由来は、行田市周辺が布の産地であった為「布来(ふらい)」と呼ばれた説や、フライパンで焼くからフライ、「富よ来い」という意味でフライなど、いくつかの謂れがあるらしい。現在は行田市内に30店ほどのフライ屋があり、1枚300円程度で売られているのだとか。
文/ムッシュ・フジタ