物流なくして、私たちの生活は成り立ちません。そんな不可欠なサービスを行っている物流・倉庫業界において、特に働きやすい企業というと、いったい、どこになるのでしょうか?
今回、そんな物流・倉庫業界における「働きやすい企業ランキングTOP10」を紹介する。なお本ランキングは、年間2000万人が訪れる企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」ユーザーによる「労働時間」「やりがい」「ストレス」「休日」「給与」「ホワイト度」という、6項目における評価の平均点(総合評価)が高い物流・倉庫業界に属する企業をまとめたものだ。
物流・倉庫業界の働きやすい企業ランキング
「三菱倉庫」「三井倉庫」という倉庫業界の雄がワンツーフィニッシュを飾った。早速、第10位から順番に社員の声を見ていこう。
10位:佐川急便
社員の声
「子育てをする女性が大変働きやすい環境があります。産休や育児休暇はもちろん、復帰後も時間短縮勤務が可能です。お子さんのお迎えに間に合う時間で退社できますし、急な体調不良で欠勤しなければならない状況があっても周りが協力的です。営業職はまだまだ男性が多いようですが、事務職はおすすめできます(※)」
(物流企画/30代後半/女性/年収450万円)
※2016年度に関する投稿
9位:佐川グローバルロジスティクス
社員の声
「休日は年間107日でしっかり確保されているので、プライベートも確保できる。休日出勤は特にない。残業時間は多いところもあれば少ないところもあるし、閑散期や繁忙期でかなりの差があり、配属場所によるので一概にはなんとも言えない」
(物流サービス/30代前半/男性/年収400万円)
8位:近鉄エクスプレス
社員の声
「貿易実務の仕事柄、物流の後工程となるため残業は多いが、業務行程の改善や周りとの連携で残業を減らし、早く帰れる人も多い。業務の共有化が進んできているので、残業については改善されていくと思われる(※)。休日出勤について、土曜日のみ、2・3か月に一度シフト制度出勤がありますが、日曜日や祝日については完全なお休みとなります」
(法人営業/30代前半/男性/年収600万円)
※2016年度に関する投稿
6位:住友倉庫
社員の声
「(福利厚生について)独身寮と社宅があり、新入社員の入寮率は高い。家賃はただ同然なので、光熱費も発生しない。朝晩はそれぞれ200円、600円程度支払えば用意された食事をレンジで温めて食べられる。当然給料は貰った額がそのまま手元に入ることになるので、車の所有率が高い」
(物流サービス/20代後半/男性/年収600万円)
5位:郵船ロジスティクス ~日本郵船グループ。44の国・地域で事業展開するフォワーダー~
海上・航空・陸上輸送、倉庫等の幅広いネットワークと国際物流に関する豊富な経験を活かして物流システムを構築し、顧客の課題を解決する「郵船ロジスティクス」。2018年に「日本郵船」の完全子会社となった。2025年度までの目標は営業収益8800億円。ゼネラリストコースの社員のうち約4割は海外勤務を経験しており、対象社員を海外の現地法人に1年間派遣するなど、グローバル人材の育成に力を入れている。
社員の声
「グローバルに海外とやりとりをしながら進める仕事が多いので、海外志向の方や、英語が好きな方には面白味のある仕事かと思います。非常に急ぎの貨物をスムーズに取り扱いができ、お客様に感謝されたときなどは、やりがいを感じます。正社員限定ですが、海外で働きたい方は、海外駐在という選択肢もあるので、その点もやりがいだと思います」
(カスタマーサポート/20代後半/男性/年収400万円)
「基本的に残業はあまりない、平均的に月30時間以内。残業代は全て出る。有休も部署にもよるが基本的に取りやすい。夏季休暇についてもチーム内で調整をすれば1週間の長期休暇を取ることも可能。休日出勤は滅多にない(これまた部署によりけり)」
(IR/20代前半/男性/年収400万円)