クルマやタクシーを利用した交通費
1.タクシーは認められるが理由が必要
バスや電車など公共交通機関がない時や、病状絡みで急を要するなどの理由があれば対象になります。タクシーで高速道路を使った場合の料金も含まれます。
2.自家用車関連のガソリン代や駐車場代は認められない
公共交通機関の発達していない地方では、どこに行くにしろ自家用車が頼みの綱になるはずです。しかし医療費控除ではこれに関連するガソリン代や駐車場代は対象として認められません。
タクシーで認められる高速代も、自家用車では認められないので注意が必要です。
患者の世話のための家族の交通費
1.付き添いが認められるケース
その患者に付き添いが必要かどうかが重要です。たとえば小さな子供なら、親としてしっかり症状を伝える必要があるので認められます。夫が病気なので心配で付き添ったでは認められません。要は患者がひとりで通院できる人なのかどうかが重要です。
一方、入院している小さな子供のために親が通院している場合は、患者本人が通院していないため、控除の対象にはなりません。
2.宿泊費は対象外
交通費の中に宿泊費も含まれていると考えがちですが、たとえ必要に迫られて遠方の病院に子供を連れて行ったとしても、付き添いの宿泊費は認められません。