八ッ場ダムカレー(道の駅 八ッ場ふるさと館)
2020年の竣工を目指し、工事が急ピッチで進んでいる八ッ場(やんば)ダムだが、それより先にダムカレーができている。名前はもちろん「八ッ場ダムカレー」。道の駅 八ッ場ふるさと館が、2013年の開業にあたり、名物となる商品を作ろうと設立メンバーが開発した。
「八ッ場ダムカレー」の他では見られない特徴は、なんといっても(ライスでなく)陶器製の堤体。きちんとダムの設計図に基づいた形状をしており、カレー皿もダム湖をイメージして楕円形となっている。
また食べ方の作法(下画像)も考案し、地元産の野菜をゴロゴロと入れ独自性を持たせている。
ダムに翻弄され続けた住民の思いを込め、少し辛めの味になっているが、辛めが苦手の人のために甘口も用意されている。なお、陶器製の堤体は取り外し可能で、堤体・皿ともに道の駅 八ッ場ふるさと館内のショップで購入できる。
【基本情報】
住所:群馬県吾妻郡長野原町大字林1567-4
電話:0279-83-8088
時間(食堂):8:30~18:00(ダムカレー提供時間:10:00~16:00)
公式サイト:http://yambamichinoeki.com/
丸山ダムカレー(喫茶レストラン ナンテン他)
長野県の鉢盛山を源とし、岐阜、愛知、三重の3県を通って伊勢湾に流れ込む大河木曽川。その木曽川の治水・発電を目的として、戦後建設されたのが丸山ダム。さらに、ダム高さの嵩上げのため、この丸山ダムから少し下流に建設中の新丸山ダム。この大規模ダムをリスペクトして作られたダムカレーは、付近の数店から提供されているが、インパクトの点で見逃せないのがこちら。
これは、ダムの下流域にある八百津町ファミリーセンター内の「喫茶レストラン ナンテン」で出される丸山ダムカレー。バングラデッシュ人直伝の15種類のスパイスとほうれん草のペーストを使ったグリーンカレーのダム湖には、ゴボウフライの流木が浮き、堰堤には枝豆ちくわのゲートが差し込まれている。ちくわを抜いて放流すれば、岩や樹林に見立てた鶏唐揚げやブロッコリーにカレーが流れ込む。ダムの堤高が98.2mであることにちなみ、価格は982円となっている(ダムカード付)。
ちなみに、姉妹品として「しんまる親子ダムカレー」(下写真)がある。こちらは、新丸山ダムに準じて9本のちくわゲートが連なる大盛りご飯で巨大堤体を表すなど、新機軸が盛り込まれた力作。ボリューム満点なので、2人でシェアして食べてもよいだろう。価格は、(新旧ダムの堤高を合わせた216.6mから)2,166円。
【基本情報】
住所:岐阜県加茂郡八百津町八百津3827−1(八百津町ファミリーセンター内)
電話:0574-43-2808
時間:9:00~16:00(ダムカレーは11:30~14:00のみ提供)
定休日:日曜日と祝日
公式サイト:https://kankou.yaotsu.jp