カメラ
背面のメインカメラはデュアルレンズで、標準(1200万画素)と超広角(800万画素)の2つの画角で撮影することができる。F値1.8で暗い場所での撮影にも強いが、AI機能により16のシーンを識別し、それぞれのシーンに最適な設定で撮影してくれるのがいい。広角は景色を撮影したり、大勢で撮影するのにも便利だ。
セキュリティ
前述のように背面に指紋センサーを搭載しているが、顔認証機能も搭載していて、ディスプレイに顔を向けるだけでロック解除することもができるのも便利だ。
パフォーマンス
ZenFone5が搭載するプロセッサはクアルコム社のSnapDragon636で、普通に使っていると快適に動作するのだが、そのパフォーマンスを正確に知るためにベンチマークソフトAntutuで計測してみた。その数値は12万4801でハイエンドまでは行かないがミドルクラスのスマホとしては十分と思える数値が出た。
さらにAIブーストをオンにして計測してみると、13万5587と明確に高い数値が出た。
RAM6GBを搭載し、ストレージも64GBと普通のユーザーであれば快適に使えそうだ。
現在、このスマホの実売価格は5万円程度でそれなりの性能を持ったスマホとしてはリーズナブルなのではないかと思う。カメラがデュアルレンズで超広角に対応するので、旅行などに持っていくにも便利そうだ。使いやすいスマホを探している人にお勧めだ。
■関連リンク
「ASUS ZenFone5」商品サイト
https://www.asus.com/jp/Phone/ZenFone-5-ZE620KL/Features/
取材・文/一条真人
ITジャーナリスト。雑誌「ハッカー」編集長、「PCプラスONE」編集長などを経て現在にいたる。著書50冊以上で、近著は「Androidスーパーハイウェイ」(Kindle版)。IchijoMasahto。本名:OSAMU SAKATA。