○相模鉄道
(1)可動式ホーム柵を予定している。
(2)導入する予定。
(3)基本的には自社負担で事業を進めていく。
国土交通省がまとめた「“駅ホームにおける安全性向上のための検討会”の中間とりまとめ(平成28 年12 月)」の中で、「国及び地方公共団体の支援のもと、国、地方自治体、鉄道事業者による三位一体の取組により進めていく」と謳われていることから、国や地方公共団体の支援をお願いする場合もある。
○JR西日本
(1)現時点、可動式ホーム柵、昇降式ホーム柵のいずれかを検討している。
(2)現時点、ホームドア設置路線(東海道本線、JR 東西線の一部駅など)、予定路線にTASC を導入する計画はない。
(3)国や自治体から補助をいただいている。
(4)JR西日本が開発した無線式ATC は、CBTC (Communication-Baced Train Control system:無線を利用した列車制御システム)の一種で、JR 東日本の「ATACS」をベースにした。自社列車の運用上必要な分割併合の機能や、移行期における既存車(ATS 装置搭載車)と新車(ATC 装置搭載車)の共存に対応する機能などを付加している。
私はホームドアと並行して、無線式ATCの整備が進むものとにらみ、JR西日本に問い合わせた。その後、ローカル線の和歌山線橋本―和歌山間の導入が決まった。将来は東海道・山陽本線などの“大街道”に拡大されることを期待したい。
○東京都交通局
(1)腰高式可動式ホーム柵を予定。
(2)都営新宿線については、TASC導入後、ホームドアの設置を開始している。なお、都営浅草線については、導入予定はない。
(3)公的な補助金制度を活用している。