Q.スマホメールは以前とどう変わっている?
A.「以前よりもメール以外のコミュニケーションツールがビジネスにおいて許容されているように感じます。もちろん大手企業の場合は、会社のセキュリティ環境などもあり、個人の携帯電話やスマホの利用が完全NGというケースは多いです。一方、中小企業の場合は、お客さまとスマホメールはもちろん、FacebookやLINEでコミュニケーションを取る機会もあります。ただ、こうしたSNSは日常的にというよりも、ちょっとした打診や待ち合わせ時の突発的な対応などに使われています。重要な連絡をいきなりSNSでするというのは、今も許容している人はそれほど多くはないでしょう」
これからますます多様なツールが許容されていくと予想される中、いかにコミュニケーションを取る相手やシーンに応じて使い分けられるかが問われると考えられる。今のうちにスマホのビジネスメールで練習しておくのがいいかもしれない。
【取材協力】
平野 友朗(ひらの ともあき)氏
一般社団法人日本ビジネスメール協会 代表理事
株式会社アイ・コミュニケーション 代表取締役
筑波大学卒業後、広告代理店勤務を経て独立。ビジネスメール教育の第一人者。メディア掲載1000回以上、『図解でわかる! メール営業』(秀和システム)、『仕事が速い人はどんなメールを書いているのか』(文響社)をはじめ著書27冊。メールのマナー、営業力アップ、効率化を中心に官公庁や企業などでのコンサルティングや講演・研修は年間120回を超える。
ビジネスメールの教科書
https://business-mail.jp/
取材・文/石原亜香利