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「銀行業界の働きやすい企業ランキング」で四大銀行を抑えて「新生銀行」が1位に

2018.08.08

3位:青森銀行 ~青森県内シェアNo.1の地銀~

「ストレス度の低さ」の項目でトップだった「青森銀行」が3位に。1980年代から女性行員によるプロジェクトチームを設立し、女性活躍推進、両立支援制度の整備などに取り組んでいる。「くるみん認定」「えるぼし認定」されているほか、管理職の意識改革・育成を行う企業ネットワーク「イクボス企業同盟」にも加盟。2018年には事務作業を自動化する「RPA」を導入している。

社員の声
「県内企業のなかではいい報酬。時間外と家族手当を含めると月収で40万円近くになる。ボーナスについても上下75万円と妥当な金額で、現在の仕事内容で貰える報酬としては文句のつけようがない。査定制度についても明確化されており、半期ごとの上司との面談もきちんとなされている」
(ルートセールス/30代前半/男性/年収530万円)

「(福利厚生について)非常に手厚い保護を受けていることを常に感じます。同業他社と比較しても非常に充実しているのではないかと思われます。社内環境も明るく、日々楽しく仕事をしていけるのではないかと思います」
(代理店営業/20代前半/男性/年収400万円)

2位:三菱UFJ信託銀行 ~運用資産残高100兆円規模を目指す~

三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社である信託銀行。社員の約4割が女性で、育児・介護との両立支援に注力している。「保活コンシェルジュ」「産育休明け研修」といった仕事復帰のための制度も充実しており、妊娠・出産等を経ても仕事を続ける女性社員が増加。40歳未満の男女比率はほぼ同じ。女性社員の平均勤続年数も銀行の平均より約4年長い(※)と報告されている。
※2017年10月時点のデータ

社員の声
「基本的に休日出勤はなし。するには相応の理由が必要。残業についても、早朝は制限されないが、19時には帰らされる。遅くとも、21時には帰らされることが多い。会社全体でスマートワーク推進中で、残業は無駄なものから減っていくだろう(※)。また、水曜日は強制的に19時には帰らされる」
(カウンターセールス/30代前半/男性/年収900万円)
※2015年度に関する投稿

「5営業日休暇を上期と下期に一度ずつ取ることができます。休暇取得は社員の義務とされているので、取れない、取らせてもらえないということはありません。年に2回、1週間の休みが取れるのはとても大きいです。部署にもよりますが、連休と合わせて取得することも可能なので、かなり遠出の海外旅行に行く人もいます」
(その他職種/20代前半/女性/年収300万円)

1位:新生銀行 ~サービスが特徴的な元・日本長期信用銀行~

日本長期信用銀行の破綻後、国有化を経て2000年に「新生銀行」に。ATMから出金する際の手数料をいつでも無料にするなど、オリジナリティあるサービスを提供している。2018年には、金融業界ではセキュリティ上難しいと言われていた「副業・兼業解禁」に踏み切った。「輝く女性の活躍を加速する男性リーダーの会」に賛同し、女性活躍支援にも積極的に取り組んでいる。

社員の声
「(福利厚生について)住宅手当や保育料手当、昼食手当、有給休暇の日数など、ほかの企業に比べたら多いのではないかと思う。育児休業に関しても、小1の壁に対応した新しい制度ができている」
(その他職種/30代後半/女性/年収750万円)

「(残業・休日出勤の状況について)自分でコントロールできる。残業についても、強制されることはない。結果を出すために自発的に残業せざるを得ない場合はあるが、それはどこに勤めても同じことであろう」
(その他職種/40代後半/男性/年収1200万円)

銀行ごとで特色ある福利厚生が様々運用されている中、やはり、特筆すべきは、第1位に輝いた新生銀行の「副業・兼業解禁」だろう。

こうした柔軟で個性的な方針を打ち出す会社が増えることで、銀行業界は、より多彩な人勢の受け皿となりそうだ。

<調査概要> 「銀行業界の働きやすい企業ランキング」
調査対象:『業界地図2018年版』(日本経済新聞出版社)に記載の銀行のうち、対象期間中に「キャリコネ」に20件以上の評価が寄せられた企業
対象期間:2016年4月1日~2018年3月31日
採点項目:以下6項目の評価の平均点(総合評価)
「労働時間の満足度-残業や長時間労働がないか」
「仕事のやりがい-楽しいか、意義を感じるか」
「ストレス度の低さ-心身に疲弊感はないか」
「休日の満足度-休みがあるか、有休を取れるか」
「給与の満足度-金額は十分か、割に合うか」
「ホワイト度-ブラック企業でないかを総合判断」

関連情報:https://careerconnection.jp/

構成/こじへい

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