昭和的な働き方の悪い点1位は「慢性的に残業がある」
「昭和的な働き方の悪い点」についての設問では、一番多い回答が「慢性的に残業がある」が55.8%、次いで「業務の進め方が非効率的」47.6%、「IT利活用が進んでいない」42.8%という結果になり、IT利活用を含む業務効率化がなされず、残業が慢性的になっていることを昭和的働き方の悪い点とする傾向が明らかに。
逆に、「昭和的な働き方の良い点」についての設問では、一番多い回答が「年功序列で昇進、昇給できる」が45.8%、次いで「残業代が稼ぎやすい」32.2%、「社員同士の仲がいい」31.7%という結果になり、「給与」・「人間関係」に関わることを昭和的な働き方の良い点とする傾向がわかった。
いかがだろうか?
特筆すべきは、昭和的な働き方の良い点として、「年功序列で昇進、昇給できる」が最も多い回答になったことだ。
裏を返せば、実力主義でどんどん上を目指すよりも、下からの突き上げがなく安穏としていられる立場を欲している人のほうが多いということにもなる。日本よりも実力主義と思われるアメリカなどで同様の調査を行ったら、どのような結果になるのか気になるところだ。
■調査概要
・調査エリア:全国
・調査実施期間:2018年6月25日(月)~2018年6月27日(水)
・調査対象者:20~59歳
・雇用形態:正社員
・条件:
中小企業基本法の定義に基づき、中小企業社員を抽出
上記以上の企業規模を大企業と定義し大企業社員を抽出
・サンプル数:624サンプル(男性427名、女性197名)
・調査方法:インターネット調査
構成/こじへい