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こんなに違う!日本と世界の性教育の内容

2018.07.28

なかなか人には聞けない性の悩み…。

そんな性の悩みについて株式会社TENGAが、若年層に向けた「性の特別課外授業」を実施。

「コンドームの達人」の異名を持つ泌尿器科医・岩室紳也先生と、日本のジェンダー・セクシュアリティ教育のスペシャリストである女子栄養大学名誉教授・橋本紀子先生という2名の専門家を招いて、様々な質問に応えてもらった。

性の悩みは、打ち明けられる仲間を作って解決しよう!‐岩室紳也先生

■性の悩みを「悩み」と認識できない最近の若者たち

ーー若年層が抱く性の悩みにはどんなものがありますか?

岩室先生:今の中高生はそもそも悩むことが少なくなっています。

「悩み」を「悩み」として認識すらできないのが実情です。

若者は性に関してむしろもっと悩んだほうがいいですね。

ーー具体的に、悩みを認識できないとはどのような状況でしょうか?

岩室先生:今の中高生は失敗経験をしたがらない傾向にあります。

言い換えれば、「常に成功者でいなければならない」と思い込んでいるのです。

失敗経験を人と話さないので本当の意味での仲間もできませんし、そもそも仲間と話さないから、人との差異に気づきにくく、悩みを悩みと認識すらできない。

そうやって「悩んでいない自分」を作り上げてしまうのです。

若年層に講演をしても昔と比べ、講義の内容を自分事として理解している若者が少なくなった印象を受けています。

インターネットが普及したので、昔より今の子の方が知識豊富と思いがちですが、そもそも問題意識がないので調べることも減っています。

そのため、性に関する知識はかなり遅れていると言えるでしょう。

■廃れてしまった、仲間とエロを共有する文化

ーーどうして、今の中高生はそのような傾向になったのですか?

岩室先生:ひと昔前であれば兄世代・姉世代との交流もあったし、運動部の仲間とエロ雑誌を回し読みしたり、アダルトビデオをみんなで見たりするのが普通でしたよね。

ところが今の子は、スマートフォンで見て1人で完結してしまいますし、性に関する悩みを人と共有しません。

相談できる仲間がいれば、にっちもさっちもいかない状態にまで追い込まれることはありません。

何かに困ったり、しくじったりしたりする前に、とにかく誰でもいいから「話ができる相手」を作っておきましょう。

相談機関などにも、一人ではなく、信用できる人と一緒に行けば良いのです。

■性の悩みを話せる仲間はどうやって作る?

ーーどうすれば、そういった仲間を作ることができますか?

岩室先生:人に話すことによって、話をしているうちに相手の弱さを知り、親しみがわき、気がつけばいつの間にか「悩み」が消えている場合もあります。

悩みを知り、悩みを解決するためには、仲間を作ることが一番なのです。

私の教育テーマでもある「性を通じた仲間の作り方」において、やって欲しいポイントをいくつか紹介しましょう。

その1:アダルトビデオを5人以上で見るべし!

その2: 失恋の経験は、必ず誰かに話すべし!

鉄則として「失敗を共有できる仲間を作り、信用できるだれかと一緒に解決」すればいいのです。

●「あれ、あいつに比べて俺のちんちん違うな」

→ むけない真性包茎かもしれない…ということに気づく!

●「床オナって普通じゃないの?」

→ 俺のやり方みんなと違う…ということに気づく!

●「ネットに載っている相談ダイヤルにかけてみたいが心配…」

→「文面がおかしいからこれは嘘の番号じゃない?」

実は相手が騙そうとしている場合にも気づける!

たくさん悩み、たくさん失敗し、悩みや失敗談を話せる仲間がいれば、一人で抱え込むことはなくなります。

失敗を隠して一人で解決しようとせず、信用できる誰かと一緒に解決することが大切です!

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