相手にとってのメリット
自己紹介というと、自分自身のことを伝えるイメージが強いですが、ぜひあなたが相手に与えられるメリットについても伝えておきましょう。こんなことを提供できる。相手の悩みを解決出来る。あなたといるとこんな良いことがある。など、あなたがしたいことではなく、相手が喜ぶことです。後々、相手がその課題に直面した際などに声をかけてくれるかもしれません。
ぎゅっと15秒に
大人数の集まりの場合、自己紹介の持ち時間が決まっている場合もありますし、たとえ時間制限がなかったとしても、長々と話してしまうのは控えましょう。聞き手も飽きてしまい、内容もほとんど頭に入っていないでしょう。伝えたいことがたくさんあるのはわかりますが、重要なことだけをぎゅっと凝縮して伝えた方がわかりやすいですし、記憶にも残ります。
どのくらいかというと、おすすめは15秒です。これはTVCMの長さと同じくらいです。たった15秒ですが、一度見ただけで忘れられないCMソングや、10年以上経っているのに頭に残っているキャッチコピーはありませんか?先ほど挙げたあなたの推しポイントと相手へのメリットの中から、重要なものをピックアップして、自己紹介を作ってみましょう。できれば15秒バージョンと1分バージョンを作っておくと、どんな場面でも対応できます。また、相手やシチュエーションによって内容を少しアレンジするのもオススメです。ライトな集まりで、実績をごり押しした自己紹介をすると、周りから自慢臭いと敬遠されてしま可能性もあるので、プライベートで経験したインパクトのあるエピソードや、笑いを取れるような情報を入れると良いかもしれません。いくつかバリエーションを持っておき、TPOにより使いわけをしてみてはいかがでしょうか。
会話の中で相手の名前を呼ぼう
自己紹介を交わした後は、会話の中で相手の名前を呼んでみましょう。会ったばかりの人でも、名前を呼んでもらえると親近感がわきますし、好印象です。また、もしも以前会ったことがある場合や、人づてにその人の良い話を聞いたことがある場合は、その話題も会話の中に入れ、「私はあなたに興味があります」ということを示していきましょう。
文/岡のぞみ
起業・PRコンサルタント。大手企業での1500件以上のPR経験を活かし、女性の起業やPRをサポートしている。