エキスパート人材になるために身につけておくべきスキル3つ
AIがどんどん浸透していくこれからの時代、ビジネスパーソンたちが個人でスキルを磨いていくに当たり、具体的にはどんなスキルを意識すればいいだろうか。
1.人工知能・ブロックチェーンなどの最新技術に関する知識
「これについては、あらゆる分野で関わってきますので、今後は『知らない』では話になりません。最低限必須になります」
2.高度なコミュニケーション能力
「具体的にはコンサルティングスキルです。医療でも画像解析は人工知能がするようになると思いますが、病人と接するコンサルタントとしての医者は今後も人間が行う必要があります。私もITエンジニアですが、心理学、交渉術などの本はよく読んでいます」
3.想像力
「想像力を身につけるには、何事にも興味を持って探求する好奇心が必須になります。それを養うには、何でも良いので趣味を持ち、その道を究めることがいいでしょう」
いずれも一見、当たり前のようなスキルだが、今後は重視して取り組んでいくのがよさそうだ。
「今後は知識の量や学校の成績ではなく、人間としての本質的な能力が問われる時代になります。人間はより人間らしく心豊かになる業務を行い、何も考えなくてもいい業務は人工知能が行います。よって、自分で考え、自分で動くことのできる人材は今後も必要とされるでしょう」
【取材協力】
伊本貴士氏
メディアスケッチ株式会社代表取締役、サイバー大学客員講師
現役のITエンジニアであり、企業に対する技術コンサルティングを行う。
日経技術者塾などの講座でIoTや人工知能などの講師を行う人気講師。また様々な自治体の技術アドバイザーなどを務め、全国各地で最新技術に関する講演活動を行う。
フジテレビのホンマでっかTV!?などの番組にもIoT・AIの評論家として出演する。
URL http://media-sketch.com
取材・文/石原亜香利