車内自動放送、ドアチャイム、乗務員室も一新
20050型、20070型に搭載された車内自動放送、ドアチャイムも20400型で一新。前者は、〈TJライナー〉、500系リバティ、70000系で実績を持つ久野知美フリーアナウンサーが担当、後者は東京メトロ03系などと同じ音で、2打音を1打音化したものになった。
乗務員室もインテリアをグリーンからグレーにリニューアルされたほか、ワンマン対応改造や運転台の更新、抑速ブレーキの搭載、新型モニター装置「Synaptra」の設置が行なわれた。Synaptraは列車無線がデジタル化された際、文字情報の伝達に使われる。
蛇足ながら、試運転では東武日光にも乗り入れており、日光線新栃木以北の営業運転について車両課に尋ねたところ、現時点未定だという。
首都圏の列車から、田舎の列車へ。東武最後の18メートル車になるであろう、20400型の末永い活躍に期待したい。
【取材協力:東武鉄道】
取材・文/岸田法眼