DIME MAGAZINE
次にブランドは、ネット上にあるいくつかの検証記事を参考に、「西川air」「エアウィーヴ」「テンピュール」の3つに絞った。「西川air」はその構造が「整圧®敷きふとん」に似ているから。「エアウィーヴ」は浅田真央のコマーシャルの印象が強く、“いつかは、「エアウィーヴ」”的な気持ちがずっとあった。「テンピュール」はこちらも約15年、同ブランドのアイマスクを使っていて、その使い心地のよさと耐久性（といっても見かけはかなりくたびれてしまったが、太陽光を遮り肌に違和感がないという基本性能は健在）を日々実感しているからだ。
テンピュールのアイマスク。明け方トイレに起きた後の、もうひと寝入り時に重宝。
そして、価格を調べてブランドごとのターゲット・ラインを決める。「整圧®敷きふとん」は５～6万円くらいだったと記憶するので、予算は約7万円とした。それぞれのサイトで、7万円クラスならどんな商品があるのか調べる。まずは「西川air」。なんと、CMキャラクターは大谷翔平だ。このサイトを見るまで全く知らなかった僕は、リタイア1年も経たずして世の情報から遅れてしまったのだろうか。それはさておき、基本的なラインアップは「01」「03」「Si」「SX」の４種類で、厚さは「01」のみ８cm、他は９cmだ。少し前までは「Si」が、今は最新ラインの「SX」が最高グレードとなる。定価は「Si」が76000円、「SX」は120000円。120000円は予算大幅オーバーにつき、いかによかろうと対象外だ。「03」の58000円（以上すべて税抜き）も圏内だが、とりあえず「西川air」は「Si」を第一候補とする。
続いて「エアウィーヴ」。マットレス（メーカーはマットレスパッドと称している）は、「エアウィーヴ」64800円、「同 S–LINE」99360円、「同 DUAL MODE」129600円の3ライン（すべて税込み）。となれば、狙いは「エアウィーヴ」に定まる。厚さは６cm（上位２ラインは７cm）だ。
最後に「テンピュール」。CMキャラクターは、松井秀喜だ。こちらも初めて知った。いよいよ情報遅れが心配になるが、それもさておく。「テンピュール」では僕がベッドマットレスと称しているモノをマットレス、マットレスと称しているモノをトッパーと呼ぶ。ややこしくなるので、本稿では20～30cm級をベッドマットレス、ベッドマットレスの上に敷くタイプはマットレスで統一しよう。
さて「テンピュール」のマットレス（＝トッパー）は、「デラックス３.５」45000円、「５」70000円、「７」90000円の３ライン（すべて税抜き）で、数字はその厚さを表しているようだ。予算的には「５」だが、「７」は片面が涼しい仕様、片面が温かい仕様という、季節によって使い分けられるという特徴があり心惹かれた。
さて商品は定価販売なのだろうか？ 予算約7万円は、実際に払う金額だ。そこでいつも利用する、ヤフーショッピングで調べてみた。それぞれ7月8日（日曜日）の、僕が調べた範囲での最安価格だ。まず「西川air Si」。取扱店は多数ありいずれも表示価格は定価ながら、１万円引きのクーポンを提供するショップを発見した。税込82080円が72080円、そしてYahoo Japanカード会員、Yahooプレミアム会員、「買う！ 買う！ サンデー」該当日というポイントアップ特典がつき、14400ポイント付与、実質支払額は57680円となった。
「エアウィーヴ」はメーカー直販しかないようで、税込64800円の定価販売。もろもろ7128ポイントがついて、57672円となる。テンピュールの「５」は「西川air Si」同様、取扱店が多く値引きもそれぞれで、税込み定価75600円が51360円、もろもろ5643ポイント付与、実質45717円というショップがあった。こんなに安くなるなら「７」はどうかと調べると、税込み97200円が64790円、もろもろ7117ポイント付与、実質57673円となり、他２ブランドと大差ない。ならばと、狙いは季節で使い分けられる「７」に変更した。どれも予算のほぼ８掛け相当とは、喜ばしい限りだ。
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