■連載/大山即席斎の“三ツ星”インスタント麺 カップ麺に復刻ブーム到来!エースコック『スーパーカップ』新旧食べ比べ
今年は東京ディズニーランド開園35周年ということで、テレビのバラエティや情報番組ではさかんに特集企画が放送されているが、実はインスタント麺業界にも発売35周年記念を迎えたレジェンド商品がある。それがエースコックのわかめラーメンだ。
…という出だしで前回はエースコックのわかめラーメンを紹介したのだが、実はエースコックにはもうひとつのアニバーサリー商品がある。それが30周年を迎えたスーパーカップ1.5シリーズだ。
スーパーカップが登場した1988年といえば、青函トンネルや瀬戸大橋、さらには東京ドームが竣工するなど大型建築が話題を呼んだ年だ。そういったバブリーなイケイケ時代に出現した大型商品こそがエースコックのスーパーカップ1.5なのだ。
インスタント麺業界には「先行者圧勝の法則」があり、その分野を切り開いたパイオニア商品が後発の商品を圧倒するという黄金パターンがある。大型カップ麺ではやはりスーパーカップが強く、コンビニ棚の目立つ位置にいることを許されている。
30年間にはいろいろなバリエーションが登場している。
王道3品と並ぶ人気商品となったのが「豚キムチラーメン」だ。
ロンブーがCMで叫んだ「ブタキム!ブタキム!」というフレーズもヒットし、現在では商品名も「ブタキムラーメン」となっている。
21世紀を迎える頃にはこんな商品もあった。
いろいろあったスーパーカップだが、一番の珍品がこちらの「スーパーDVDカップ」だ。
フタ部分にDVDがついていたのだ。メインはグラビアアイドルのプロモーション映像で、3人×2パターン=6種類あった。
個人的なお気に入りDVDは磯山さやかバージョン。
というわけで、バラエティに富んだ商品を出し続けて30周年を迎えたことを記念して、登場当時の味とパッケージを再現した復刻版が出たのでいただいてみたい。